転職ノウハウ | 20年10月27日

アパレル販売員の転勤事情。メリット・デメリットは?

アパレル業界での転勤はどのように行われるのでしょうか。転勤の有無は仕事上だけでなく、プライベートにも大きく影響します。今回はアパレル店員の転勤事情について詳しくご紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。

どうして転勤が必要なの?

転職の多さは、企業やブランドの規模によります。全国に店舗を構えている場合は、他の店舗へ異動の可能性が高いので転勤が発生することがあります。転勤の頻度は、企業やブランドによって異なります。

では、どんな理由で転勤するのでしょうか。

・売り上げの悪い店舗の売上改善
・店舗の雰囲気改善のため
・キャリアアップのため
・ブランド間の異動
・人員不足によるもの

などが考えられます。では、詳しく見ていきましょう。

【売り上げの悪い店舗の売上改善】
どの店舗も同じくらい売上を取れていたら良いですが、実際は難しいものです。環境や年齢層などによって、売り上げの良し悪しが変わってきます。売り上げを確保するための一つの対策として、優秀な人材を異動させることがあります。このような人材は、売上が良くなったらまた次の店舗へ異動することも少なくありません。

【店舗の雰囲気改善のため】
店舗によってスタッフの雰囲気は様々です。人間関係が悪いと売上に響いたり、日ごろの業務に支障をきたすことがあります。そのような雰囲気を改善するためにも、スタッフ同士の相性やバランスを考慮して、店舗の異動が行われる事があります。

【キャリアアップのため】
ステップアップしたいと考えている人は、様々な店舗を経験するためにも店舗の異動をさせることがあります。
地域や施設によって客層や売れ筋は違います。例えば、駅ビルは流行に敏感な若者の来店数が多く、ショッピングモールは家族連れなどファミリー層が多いです。客層に合わせてVMDを変更しなくてはいけないので、商品の見せ方や在庫の確保数が変わります。さらに、店舗によってスタッフの雰囲気も変わったりと、様々な状況にも対応出来るよう、店舗異動をし経験を積む必要があります。また、サブは転勤を通して店長に昇格する事も珍しくありません。

【ブランド間の異動】
その企業が扱う他ブランドへ異動するケースもあります。年齢に合わせたブランド間の異動や働く中で向いているブランドへ異動する時は、本人が希望を出した場合に起こる事が多いです。
転勤することのメリット

★経験を積むことが出来る
一番のメリットは、一つの店舗で働く事より断然に経験値が上がります。運営方法は、同じブランドでも様々。大型店や小型店、百貨店やショッピングモール、路面店など様々な店舗で働く事で、お客様の傾向や商品動向などの知識を身に付けることが出来ます。特に女性は、転勤をする事にデメリットを感じてしまうかもしれませんが、アパレル業界で長く活躍したいと考えている人は「転勤」が大きな節目になることもあるでしょう。

★人脈が広がる
他の店舗や地域に異動することにより、新しい人脈が広がります。コミュニケーションを取る事が好きなアパレル販売員にとって、人の繋がりが増えるのはメリットではないでしょうか。

★他の県に移動が出来る
他の県に住みたいと考えている人にとって、仕事を変えず移動出来る事は大きなメリットではないでしょうか。さらに、会社からの辞令で転勤する場合、引っ越し費用や家賃を負担してくれることもあるので、経済的な面での負担が少なくなることもあります。
アパレル販売員転勤の現実

全国展開されているブランドの場合は、転勤の可能性は高いです。また、本社勤務などキャリアアップを目指している人は、店舗の異動や転勤での経験を積むことは必要になってくるでしょう。しかし、環境の変化は大きなストレスを感じやすいもの。移動先では既に出来上がっているチームの中に溶け込んでいかなくてはならない不安や、文化やローカルルールの違いに悩む事も多いでしょう。しかし、それを乗り越えた先で得る物は多いはずです!転勤に対してマイナスなイメージを持つのではなく、自分の可能性が広がるチャンスと捉えて挑戦してみてもいいかもしれません。スキルアップするだけでなく、人としても成長できる機会になるでしょう。また、転勤時期は異動先の状況も踏まえて会社側が決める事が多く、一カ月前や引っ越しの何週間前になることもあります。その為、上司から転勤の相談があった時は、早めに気持ちや荷物の準備をしておくとスムーズに対応出来るでしょう。


事前の「転勤有無」の確認が大事!

転勤を希望しない場合は、事前に求人票や面接時にしっかり確認しておくべきです。また、希望をしていなくても経験や実績から上司に声をかけてもらえる事もあります。その時は自分のキャリアプランを考えた上で返答することが大切です。大体の企業は異動辞令の前に希望を聞いてもらえるので、事情がある場合は説明して断ることも可能なケースが多いようです。特に正社員で転職する際は、今後のキャリアプランを考えておくことが重要です。



いかがでしたか。アパレル業界だけに限らず、どの業界にも転勤の可能性はつきものです。その後のキャリアアップの糧になることを考えると、進んで他店舗での勤務に立候補してみるのも良いかもしれません。自分のキャリアプランや会社の方針と相談し、自分が納得した上で転勤するようにしましょう!


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