転職ノウハウ | 4月9日

転職時期はいつがベスト?目的・時期別にみる転職活動のタイミング

いざ転職を決めても、どの時期から活動をすればいいのか、どの時期に始めるのが有利なのかなど、悩んでしまうことがありますよね。「ボーナスをもらってから辞めたい」「より有利な条件での転職をしたい」など希望も人それぞれ。そんな転職時期の判断の材料として「転職市場の動向」を把握することで活動をスムーズに行えるかもしれません。ここではさまざまな希望に適した転職時期について解説します。


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1、転職活動にかかる期間



まず転職活動をする時期を検討するうえで確認したいのが、「転職活動に要する期間」です。

経験やスキル、希望する条件によってさまざまではありますが、一般的に「3カ月程度」とされています。キャリアの方向性が明確であればあるほど、この期間を短縮できる可能性があります。

主なスケジュール
・情報収集と応募書類の作成:約2週間
・応募と面接:約1カ月
・内定後の退職交渉から新しい職場に入社するまで:約1カ月

ただし、「現職が忙しく、面接の日程が調整できなかった」「退職交渉が難航して、入社までに時間がかかった」「面接で合格せず、方針を変える必要があった」など、予定よりも長くかかることも少なくありません。
こうしたリスクを見越して、余裕を持ったスケジュールで転職活動を計画することが大切です。


2、目的別:転職のタイミング



ボーナスをもらって辞めたい場合


ボーナスをもらってから退職を考える際には、就業規則で賞与の支払い規定を確認することが大切です。賞与の受給条件(○月○日時点に会社に在籍しているなど)を把握し、転職活動の開始時期を計画しましょう。

一般的には、ボーナスが支給された少し後に、退職の意向を伝えて退職交渉に入ることが多いようです。
ボーナスが7月上旬に支給される場合は、6月頭から転職活動を開始し、ボーナス支給後に内定を得てから退職するのがスムーズです。同様に、12月中旬にボーナスが支給される場合は、11月頭から転職活動を開始するのが適切でしょう。この際、転職エージェントに登録しておくと、求人情報をいち早く受け取ることができるため便利です。

選択肢が多い時期を選びたい場合


求人情報が増える時期を狙って転職活動を行うことで多くの求人を比較検討することができます。希望する年収や働き方の条件に合わせた求人情報を検索する際も、選択肢が多い時期の方が理想の条件に近い仕事が見つかりやすいでしょう。

厚生労働省の有効求人数データを参照すると、1月~3月、9月~10月が求人数の多い時期と示されています。
また、5月〜7月は企業の中途採用の計画が実行され、大量採用をするケースがあるタイミングです。

なるべく多くの求人情報を比較検討して転職先を選びたいという場合、求人の増えるタイミングを狙って転職活動をするとよいでしょう。

ライバルが少ない時期を狙う場合


前述のとおり、一般的にボーナスをもらった時点や求人数の多いタイミングで転職活動を始める傾向があります。
競争を避けたい場合、こうした人たちよりも早めに動くのがおすすめです。

多くの企業が6〜7月にボーナスを支給するため、5月から転職活動を始めると、競争相手が少ない状況で進められる可能性があります。同様に、12月にボーナスを支給する企業が多い場合、10月から動き出すと、比較的ライバルが少ない状況で転職活動を進めることができるでしょう。

準備期間を作ってじっくり考えたい場合


多忙のため転職活動の時間を十分に確保できないという方は、ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始などの長期休暇を活用して、業界や企業のリサーチ、履歴書や職務経歴書の作成に取り組むことが多いです。この時に自身の強みやキャリアの方向性を整理し、どのような環境で働きたいかを明確にしておくと、その後の活動がスムーズになります。また、この時期は企業側の採用活動も一時的に落ち着くことが多いため、応募先企業の比較・検討に時間をかけることもできます。

休暇後、本格的な応募を始めると、内定を得て転職するタイミングは7月、10月、または3月が一般的です。

特定の時期に入社したい場合


退職交渉に1カ月半程度かかることから逆算する必要があります。

4月の入社をしたい場合は、11月前後から情報収集などを始めることをおすすめします。1月〜2月初旬には内定を得て退職交渉を始め、3月末までに引き継ぎや有給消化をしましょう。

10月入社を狙う場合も、退職交渉に1カ月半程度かかることから逆算して、7月〜8月初旬には内定を得て退職交渉を始められるよう、5月前後から情報収集などを始めるとよいでしょう。

3、1年間の転職市場から考える転職時期は?



1月~3月:新年度の体制づくり


1月頃から、4月の新年度の体制強化に向けた中途採用を活発に進めます。この時期の採用は、年度末で退職する社員の欠員補充を狙うだけでなく、新卒入社者と一緒に研修を行うことができるメリットから求人が増える傾向にあります。一方、3月後半からは新卒採用が始まるため、人事部が多忙になることもあり、中途採用の新規募集はやや鈍るケースもあります。

なお、求人の選択肢が増える反面で同じように転職を考慮する求職者も増えることから競争率が高くなります。4月入社を目指す場合は、早めの情報収集と準備が重要です。

4月:中途採用活動は停滞


新年度が始まる4月は、年度始めの業務や社内異動の対応、新入社員の受け入れ、翌年の新卒採用の動き出しなどで企業の採用担当者は多忙となり、中途採用の活動は沈静化する傾向にあります。

一方で、大手企業の採用活動が鈍るこの時期を狙って、採用活動を行う中小企業やベンチャー企業も見られます。仕事探しにおいては、こうした企業も視野に入れることで選択肢が広がるでしょう。

5月~7月:採用計画がスタート


ゴールデンウィークが終わる頃には、企業の今年度の事業計画や人員計画が固まり、採用活動が本格的に動き始めます。この時期にはボーナスをもらってから退職する人が増えるため、その欠員補充のため「大量採用」が行われることもあり、採用チャンスが広がるタイミングです。企業が即戦力となる人材を求めるケースも多く、自身の経験やスキルを活かしやすい時期とも言えます。また、緊急度の高いポジションや上位役職の募集も目立つ時期です。

8月:採用は継続するが、選考スピードは落ちる


8月になると、10月から始まる下半期の事業計画に基づいて採用を始める企業も出てきますが、夏季休暇の影響で選考の進行が遅くなる可能性があります。この時期をはさんで転職活動をする人は、通常より活動期間が長引くことを想定しておきましょう。

9月~10月:下半期の事業計画にもとづく採用がスタート


10月の下半期に向けた中途採用が活発化する傾向がある時期です。また、9月末に退職する社員の欠員補充を目的とした求人も多くなります。
この時期は、夏のボーナスを受け取ってから退職できること、長期休暇を活用して転職活動の準備を行えることなど転職活動を行う求職者側のメリットもあります。年収アップや働き方の改善を目指す方にとっても、交渉しやすい時期と言えるでしょう。

11月~12月:採用スピードが落ちる時期


次年度に向けた4月入社者の求人がすこしずつ出てくる時期です。また、ボーナスをもらってから退職する人が増えるため、欠員補充のための求人も増加します。しかし、12月はクリスマスや年末の忘年会・会合、冬期休暇などのイベントが多く、採用活動が停滞する傾向があるため、選考スピードが遅くなりがちです。

一方、上半期で採用できなかったポジションを引き続き募集している企業もあり、求職者にとっては、特定のスキルを求める求人や、幅広い職種を募集する求人など、バリエーションが豊富な時期でもあります。また、求職者数が減少する傾向にあるため、競争率が比較的低いという利点があります。

4、転職の注意点



転職が可能な時期


中途採用には「通年採用」と「一時的な採用」の2種類があり、転職できる時期は企業によって異なります。

たとえば、急成長中のベンチャー企業では、常に人材を求めているため、通年で第二新卒の採用を行うことがあります。一方、大手企業では、新卒採用が予定よりも少なかった場合などに、中途採用を行うことがあります。
大手企業で第二新卒の中途採用が行われるのは、一般的に新卒採用の状況が分かる7月から9月頃です。また、新卒と同時に研修を行うため、4月入社を目指して1月から3月に第二新卒の採用活動を行うケースもあります。

通年採用の企業を狙う場合はいつでも転職活動を始めることができますが、特定の企業や業界で一時的な採用を狙う場合は、時期に注意が必要です。希望する企業の採用スケジュールを把握し、最適な時期に転職活動を行いましょう。また、自身のスキルや経験が企業のニーズに合っているかどうかも事前に判断しておくことが重要です。転職時期に向けて計画的に準備を整えておくと、書類選考を突破しやすくなります。自身の強みを明確にし、それを応募書類にしっかり反映させましょう。

社会保険料等の負担を軽くしたい場合


退職交渉で「退職日」を決める際には、退職日によって社会保険料の負担額が変わることに注意が必要です。

基本的に、社会保険は退職日の翌日が被保険者の「資格喪失日」となり、この「資格喪失日」を含む月に新たな会社に入社しない場合、退職月の社会保険料は自分で全額負担することになります。

【退職日の例】
6月15日に退職し7月1日に転職先に入社する場合、
6月分の社会保険料は自分で全額負担するか、家族の被扶養者として対応する必要があります。

6月30日に退職し7月1日に転職先に入社する場合
「資格喪失日」が7月1日となるため、6月分の社会保険料は前職の会社が半額負担し7月からは転職先の会社が半額負担してくれます

6月10日に退職し6月20日に転職先に入社する場合
社会保険の変更手続きは必要ですが、6月分の保険料は転職先の会社が半額負担してくれます。


5、転職を成功させるための事前準備と進め方



転職活動を進めるうえで、事前の準備がいかに重要かは言うまでもありません。「なんとなく今の職場が嫌だから」という理由だけで決断してしまうと、その後に後悔するケースも少なくありません。しっかりと計画を立て、慎重に行動することが成功への第一歩です。

自己分析とキャリアプランの設定


まず取り組みたいのが自己分析です。自身のスキルや強み、これまでの実績や成果を整理し、どのようなキャリアプランを実現したいのかを具体的に定めることが重要です。20代であれば成長環境や教育制度を重視する傾向がありますが、30代になると専門性やマネジメント経験、40代では組織への貢献度や管理職としての実績が評価される場面が大きくなります。年代ごとに市場からの期待が異なるため、自身の年齢に合うアプローチを見極めることが欠かせません。
キャリアプランが明確になったら、希望する業種や職種を複数ピックアップしましょう。IT系・エンジニア・営業・経理・総務・クリエイティブ・WEB運営など、様々な分野の求人情報をチェックし、企業研究を並行して行っていくことが大切です。また、非公開求人を多く扱う転職エージェントや転職サイトにも登録し、幅広い探し方をすることで良い出会いが増えます。

在職中・離職後、どちらで活動するか


在職中に転職活動をするか、退職後に集中して行動するかは、多くの人が迷うポイントです。一般的には在職中の活動が推奨されています。生活の安心感を保ちながら活動できる点が大きなメリットであり、空白期間が生じないため書類選考でも不安が少なくて済みます。一方、離職後は集中して活動できる反面、空白期間が長引くと難しくなる場面も出てくるため、目安として3カ月以内を目標に進むことが参考になります。
在職中の活動では残業や繁忙期との兼ね合いが課題になることも多く、上司や同僚への配慮も必要です。退職届の提出タイミングや伝え方を誤ると円満退職が難しくなるため、引き止めへの対応や迷惑をかけないための進め方を事前に整えておきましょう。

女性のライフイベントと転職のタイミング


女性にとって、結婚や出産といったライフイベントと転職のタイミングの両立は難易度が高い問題です。現在の職場の労働条件や制度が生活に合わなくなったと感じるタイミングで転職を考慮する方も多くいます。2026年以降も女性の働く環境整備は進み続けており、育児との両立を重視する企業も増えています。人気の派遣や正社員求人の中には、フレックス制度やリモートワークを提供する環境も充実しており、将来のライフプランも踏まえたうえで慎重に決めることが大切です。

税金・社会保険の知識も忘れずに


転職直後は税金関係の手続きが複数発生します。年末調整は在職中の会社で行ってもらえますが、退職した年に新しい会社への入社が1日も間に合わない場合は確定申告が必要になります。また、源泉徴収票は退職後に提出を求められることが多いため、必ず取得しておきましょう。年金や所得税の変動、再加入の手続きなど、これらの疑問は転職エージェントのアドバイザーや専門家に気軽に相談することで安心して進められます。

6、まとめ:転職活動は準備と行動がカギ



転職成功のカギは「準備」と「行動」のバランスにあるという点です。プロのアドバイスを活かし、自己分析から企業研究までしっかりと進めることで、理想の環境への転職が現実のものとなります。今の気持ちに正直に向き合いながら、将来を見据えた納得のいく決定を慎重に行ってください。春の転職シーズンや冬のボーナス後など、動向を参考にしつつ、意欲を持って挑戦し続けることが成功への近道です。
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