転職ノウハウ | 23年8月31日

アパレル業界の「EC/サイト運営」ってどんな仕事?

パソコンやスマホによるトレンドチェックやショッピングが当たり前となった現在、多くのアパレル企業がインターネットを利用したECサイト、ネットショップの出店に乗り出しています。
コロナ禍を経てアパレル業界のEC化がますます進んだことに加え、リアル店舗とECの垣根もなくなりつつある今、EC/サイト運営の求人数も増加しています。では、EC/サイト運営のお仕事とは具体的にどのようなものなのでしょうか?

1、WEB/ECの業務内容は?ってどんな仕事?
ECサイトの運営は業務は大きく2つ「フロント業務」「バックエンド業務」に分けられます。

バックエンド業務
「バックエンド業務」は、在庫管理やピッキング、出荷やアフターサービスなど主に商品購入後に提供するサービスです。実際の商品やお客様と直接的にかかわる仕事と言えます。

■ 商品情報登録業務
簡単にいうと商品情報を登録する業務です。売れた商品をサイトから削除したり、新しい商品が入荷したら登録していきます。ECサイトで重要なのは常に最新の情報を掲載することです。頻繁に入れ替わる商品を常に最新の状態で掲載し続けなければなりません。そのために必要な業務がこの商品情報登録業務で非常に重要な役割です。

■ 受発注管理業務
バックエンド業務の代表とも言えるのがこの受発注管理業務です。商品の管理に始まり、お客様からの受注を受け付け、配送を完了するまでの一連の業務です。この業務は主に3つの役割に分類ができます。①注文前の商品の保管管理を行う「倉庫業務」。②注文後の商品の梱包や納品書・送り状作成および宅配業者への荷渡しなどの「注文管理業務」。③ユーザーからの問い合わせ対応を行う「顧客対応業務」。

フロント業務
まず「フロント業務」はマーケティング活動、つまりECサイトから広く商品を紹介する仕事を指します。具体的には商品の企画・仕入れ・製造・サイトの運営・プロモーションなどが挙げられます。

■ 商品企画
店舗とECサイトでは売れる商品が異なる場合があります。店舗よりECの方が客単価が安くなる傾向にあるので、店舗と同様の商品ではユーザーに受け入れられないこともあります。トレンドや季節などとともに価格も考慮して企画を検討する必要があるでしょう。

■ SNSなどを利用したプロモーション
販売スタッフの方は、リアル店舗でもSNSの活用をされてる方が多いのでイメージがつきやすいのではないでしょうか。冒頭でも述べたとおり、リアル店舗とECの垣根もなくなりつつあります。ブランドの公式SNSの更新ももちろん大切ですが、リアル店舗の販売スタッフと連携し、スタッフのSNSをいかに有効活用していくかが今後は非常に大切になると想定されます。
2、WEB/ECに求められるものに求められる能力は?

パソコン操作スキル
WordやExcelなどのパソコン操作スキルは必須ですが、それに加えて、バックエンド業務では情報入力業務には正確さやスピード、フロント業務のデザインならデザインセンスやAdobe Photoshopなどの操作スキルが、制作にはHTMLやCSSなどの知識が、そしてプロモーションにはマーケティングスキルやIT関連の幅広い知識が求められます。

接客スキル
ECサイトは対面販売ではありません。顧客と対面せずに商品の売り買いが進んでいくものです。対面ではない分、ユーザーとのすれ違いが発生しやすくなりクレームや機会損失の可能性も高くなります。
だからこそ、ECサイトでも『接客』スキルは必須と言えるでしょう。ユーザーの要望を正しく理解し、サイズや色味、またコーディネイトの仕方など的確なタイミングで伝える高いコミュニケーション能力を持っている人材は非常に重宝されます。
販売スタッフから転職をお考えの場合は、現場で培ったスキルを活かせる場面も多くなります。
3、まとめ
アパレル販売スタッフをしてきた方は、これまで磨いてきた経験を活かせるお仕事の1つと言えます。
新しい知識やスキルはもちろん必要ですが、専門スキルだけでなく、ブランドへの理解や美的センスも必要になります。これまでの経験を活かした転職をお考えの方へは、ECサイト運営のご検討もぜひおすすめです!


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