転職ノウハウ | 23年8月31日

アパレル業界の「営業」ってどんな仕事?

華やかなアパレル業界の仕事ですが、販売以外にも様々な業種があります。その中の一つ、「アパレル営業」のお仕事。アパレルに特化した営業とはどんな仕事なのでしょうか。また、一般的にイメージする営業とは何が違うのでしょうか。ここではアパレル営業の仕事内容や、どんな人が向いているかについて解説します。

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1、アパレル営業ってどんな仕事?
アパレルの営業職は大きく下記の3つに分類されます。それぞれの説明と具体的な業務内容についてご紹介します。

リテール営業
「リテール営業」とは「個人向け営業」のことです。銀行や不動産など、完全に一個人を営業対象とするケースや、コンビニやスーパーなど「個人が利用する小売業者」を営業対象とするケースなどが挙げられます。

アパレル業界でのリテール営業は、商品を販売する店舗の販路開拓や既存店舗のマネジメント業務などを指します。
総合アパレルメーカーなどに多い職種で、自社の運営するアパレルショップや小売店が売上アップするよう、適切な商品やコンセプトを考えてマネジメントを行います。

ホールセール営業
ホールセール営業は、セレクトショップを始めとする小売店に自社製品を卸すための交渉を行う職種です。自社で小売店やショップを持っていない専門メーカーなどに多く見られます。
新規開拓やルート営業などで販売チャンネルを増やすのが主な仕事ですが、それ以外にも展示会や期間限定のポップアップ店舗、インストアプロモーションなどで、ブランドの知名度を上げる役割も担います。

百貨店営業
言葉の通り、百貨店担当者との取引窓口として取引先をする営業です。総合アパレルメーカーだけではなく、ハンカチ、靴下、傘といった製品を製造する専門メーカーでも多数見られる職種です。
百貨店内への新規出店する際のスペースやテナント費用の交渉などの既存店の維持を担います。小売店とは違い、百貨店との契約は一度決定すると変更が難しいため、いかに有利な条件で交渉するかが重要な仕事です。
2、アパレル営業に求められる能力は?

高い商品知識
これはどの業界・企業・職種にも共通しますが、特にアパレル営業は自社商品の販売を主な業務とするため、特に商品に詳しくある必要があります
営業先から質問されたときに回答ができないと、取引をしてもらえない可能性もあります。
毎年のトレンドや自社の売れ筋の商品の細かい情報、各小売店の売上状況などさまざまなことを把握して、次の一手を考える必要があります。そのため、自分から積極的に情報収集し、ファッションやアパレル業界への知識を深め、自信を持って営業先へ提案できる能力が必要です。

コミュニケーション能力
交渉や商談はもちろん、社内でのコミュニケーションも大事なスキルです。
話し上手であることも大切ですが、アパレル営業がセールスを行う際は取引先・営業先のニーズを引き出す”聞き手”としての高い能力が求められます。
また、複数の小売店を担当するような場合はバイヤーや店長など様々な方との対応が必要ですので、どんなタイプの方とでも上手く付き合っていける人当たりの良さも重要です。

臨機応変な対応
アパレル営業は、商談だけではなく納期調整や請求処理といった事務処理から、関連部門との調整業務、また店舗のマネジメント業務など幅広い業務に対応します。
異なる複数の仕事を同時進行する場合が多いため、状況に応じた臨機応変な対応力や、商談やスケジュールをまとめる調整力が必要となります。
3、まとめ
アパレル営業は、お客様に対して商品を届けるまでの様々な営業活動です。
マネジメント能力から店舗の企画組み、適切なアイテムを適切なタイミングで打ち出すマーケティング力など、様々な能力が問われることや、売上目標など常に成果を求められることに大変さを感じる方も多いようですが、それがやりがいと捉えることもできます。
また、販売スタッフとして培ったコミュニケーションスキルや商品知識を活かすことも充分にできる職種でもあります。キャリアチェンジをお考えの方は、1つの候補として検討するのもおすすめです。

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