第一印象は、人間関係を作る上でとても重要な要素となっています。面接や接客業といった初めて対面する機会の多い人は特に、第一印象について考えることも少なくはないはず。ではなぜ、第一印象が重要なのでしょうか。「人は見かけで判断すべきではない」という言葉もありますが、最初に受ける印象によって今後関わってみたい人なのか、話を聞いてみたい人なのか判断する方が多いのは事実です。
また、よく会うのであれば、見かけで判断してしまったとしても関わっていく中でイメージが変化していくこともありますが、面接や接客業は、なかなかそのようにはいきません。むしろ、面接や接客業は「第一印象」で最初の勝負をすることが多いです。なぜなら、最初の印象が良ければ、「話を聞いてみたい、聞いてみようかな」という興味や関心を引き付けるからです。このように、第一印象がその後のその人の評価や好感度を左右することは多いです。

メラビアンの法則という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。言語、視覚、聴覚で矛盾した情報が与えられたとき、何を話したかよりも、外見や声の調子、身体言語といった話の内容以外のものを重視しやすくなります。このことを「メラビアンの法則」と呼びます。


しかし誤解したくないのは、第一印象が良ければそれで良いという考えです。第一印象がいくら良くても、適さない発言や言動は印象を下げる可能性があることを念頭に！また、メラビアンの法則では話す内容は1割弱ですが、ここも重要なポイントとなります。話す内容が場にそぐわなければ印象が変わってしまうこともあるので、内容がきちんと伝わっているのか、独りよがりで話してはいないかなど、十分に注意することが必要です。

対人コミュニケーションで重要な第一印象、それが定まる時間はおおむね最初の10秒だそうです。面接なら、入室から挨拶まででしょうか。礼儀作法など全て完璧にこなす必要はありませんが、基本は押さえておくことが大切です。例えば、入社意欲を無表情でアピールするより、目を見て真剣な面持ちでアピールする方が面接官の気持ちをぐっと掴むことが出来ます。

面接の第一印象を決めるポイントは4つ！

1，身だしなみ
面接前には、必ず鏡で身だしなみをチェックしましょう。身だしなみは面接のときだけでなく、販売員として日々店頭での接客を行う際も重要です。特に、靴は見落としがちなので、ボロボロになっていないかしっかりチェックしておきましょう。

2，表情・姿勢
まずは、口角をしっかりとあげましょう。特に、話を聞いている時は無表情になっていることも多いです。相手の話を聞いているときに、特に意識することが大切です◎
また、普段背筋を伸ばすことに慣れていないと、時間が経つにつれだんだん姿勢が悪くなってきます。意識して背筋を伸ばすように心がけましょう。

3，視線
視線が定まっていないと、「自信がない人」に見えてしまいます。相手の目を見ることが「話を聞いていますよ」というサインになり、面接官に「真剣に話を聞く、誠実な人」という印象を与えることが出来ます。姿勢も日頃から気を付けることが大切です。

4，相槌
多くの人が無意識で頷く事は少ないです。面接官の話に共感をしたり、新しい気付きがあった場合など相槌を打って話を聞くことが出来れば、「素直に話が聞け、その場の気づきから自分で考えて話すことができる、頭の回転の速い人」という印象を与えることができます。

接客では、好意の持てる積極的な姿勢が大切です。TPOに配慮した服装やハキハキとした明るい声、見た目や声のトーンをブランドの雰囲気に合わせることが大切です。

販売員の第一印象が良いと…



など、良いことだらけです。他人からの印象を変えるだけではなく、自分にも自信がつくはず。なりたい自分、目指したい自分に近づくことが出来ればモチベーションがアップに繋がります。また、それは販売員として大切な自信へと繋がります。どれだけ経歴があっても、どれだけ知識が豊富であっても、話してみないとお客様には伝わりません。ムスッとした表情やおもてなしの心がなければその一歩を第一印象で損してしまうこともありますから、初対面の方と接する機会の多い販売員にとって、最初に受けとられる印象はとても重要なのです。

いかがでしたか。難しいことはありません。少しの意識で第一印象は自分でコントロールすることが出来ます。まずは、自分を知ってもらうきっかけ作りからスタートしてみてくださいね！

---

● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。

● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。