転職ノウハウ | 20年10月23日

後輩や部下への指導のポイント|アパレル販売スタッフ・美容部員が実践できる

アパレル販売スタッフ・美容部員としてキャリアを積んでいると、後輩や部下ができ指導を任される場面が増えてきます。年齢・育った環境や考え方も違う為、指導の仕方に悩む方も多いのではないでしょうか。今回は、10代・20代の若い世代の後輩や部下への指導のポイントをご紹介します。

【目次】
■後輩・部下への指導の基本
【1】コミュニケーションを大切にする
【2】穏やかな表情で、ゆっくりと伝える
■後輩・部下への指導のポイント
【STEP 1】指導内容は、具体的にする
【STEP 2】指導する理由を伝える
【STEP 3】反復で理解を深めさせる
【STEP 4】褒める
■後輩・部下への指導の基本

【1】コミュニケーションを大切にする
一緒に働く仲間と仕事をスムーズに進行するためにも、コミュニケーションを取ることは大切。後輩や部下に対してしっかりと育てる責任があるので、時に厳しく指導する場面もあるかと思います。しかし、厳しいだけでコミュニケーションを取れていない場合、モチベーションを下げてしまう可能性も。休憩時間などで、仕事と関係のない雑談をするなどして、信頼関係を築いておくと良いでしょう。また、後輩や部下はそういった場面で、仕事に対しての不安や悩みを打ち明けてくれる可能性があります。その不安や悩みを聞き、アドバイスをすることで、仕事に対してのモチベーションアップにも繋がります。

【2】穏やかな表情で、ゆっくりと伝える
責任感のあまり厳しい口調で指導した後、後輩や部下が萎縮をしてしまい、ミスを連発するなんて経験はありませんか?10代・20代の後輩や部下にとって、厳しさや怖さがマイナスな影響をもたらす可能性があります。
ミスの指摘や何か指導する際は、出来るだけ怒りを抑えてゆっくり穏やかな口調で伝えると、伝えたいことが届きやすくなります。
■後輩・部下への指導のポイント

【STEP 1】指導内容は、具体的にする
忙しい時に、後輩や部下が求めていることを出来ていないと、「ちゃんとやって」や「意識して」など短い言葉で伝えて終わりにしていることはないでしょうか。しかし、その短い言葉は分かりづらく相手に伝わっていない可能性があります。後輩や部下からすると具体的に何をすれば良いか分からない上に、「怒られた」という萎縮してしまうこともあります。
何度も同じことを言っている場合は別ですが、教える側がしっかり伝えられていない可能性も否めません。その為、指示や指導をするときは、出来るだけ具体的な内容を伝えましょう。後輩・部下は求められていることをしっかり理解した上で、改善できるようになります。

【STEP 2】指導する理由を伝える
具体的な指導ができたとしても、理由を伝えていない場合、後輩や部下は自分で問題解決や改善などをする力が伸びません。「言われたことだけする人」になってしまうと、後輩や部下にとっても、上司にとっても良くありません。
例えば、「商品をストックする時は、タグが見えるようにしてね。そうすると、商品を探す時にスムーズでお客様を待たせる時間を短縮できるよ」など、なぜその作業を行うかの理由を伝えると良いでしょう。後輩や部下は、他の作業を行う時も、お客様をお待たせしない為には、どのように工夫すれば良いかなどを考えることが出来るようになります。

【STEP 3】反復で理解を深めさせる
もし時間があれば、目の前で実践してもらう。もしくは、後輩や部下の言葉で説明してもらいます。そうすることで、理解が深まるだけではなく、理解出来ていない部分をフォローすることが出来ます。

【STEP 4】褒める
反復や実践で求めていることが出来るようになったら、しっかり褒めましょう。褒められて嫌な気分になる人は少ないのではないでしょうか。指導では少し厳しいことを言っても、最後に褒めることを加えると、後輩や部下の自信やモチベーションアップに繋がります。


いかがでしたでしょうか。
後輩や部下に指導する立場になると、「なぜ指導していることが出来ないのだろう」などと悩む場面もあるかと思います。なぜ出来ないかを考えるのではなく、今回ご紹介した「どう伝えれば理解してもらえるか」「どうすれば出来るようになるか」などの指導のポイントをおさえ、10代・20代の若い世代の指導に活かしてくださいね。


● TWCはファッション業界の求人・情報サイト
国内外のアパレルブランドやセレクトショップの求人を掲載。その他、転職に役立つコンテンツが揃っています。
● TWCスカウト
あなたのご経歴や希望を元に、アパレル企業からあなたにオファーメールが届きます。

同じカテゴリのトピックス