転職ノウハウ | 2月13日

アパレル希望者必見!ファッション業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイント

無事に書類での選考を通過したら次はいよいよ面接!面接対策を行うにあたり、「アパレル職の面接は他と違うの?」という疑問を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に初めてファッション業界に挑戦する人は、どんな質問を聞かれるのか気になりますよね。アパレルの面接では、応募者の熱意やファッションへの強みが重視されます。また、接客業としてのやりがいをどう考えているかも重要なポイントです。では、アパレル業界特有の質問や、好感度の高い回答にはどのようなものがあるのでしょうか?今回は、アパレルの面接を受ける際によく聞かれる質問とその解答例をまとめました。

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1、面接でよく聞かれる質問5選



【1】志望動機


数あるブランドの中から、どうしてこのブランドを選んだのかを具体的に伝えましょう。あなたの素直な気持ちを伝えることでおのずとストーリーが生まれ、面接担当者に明確なイメージを与え、納得する回答で答えることができるでしょう。また、自己分析をしっかり行い、あなたの強みや将来の目標がブランドの求める人物像とどのようにマッチするのかを伝えることも重要です。

「応募した理由は何ですか?」



◇ ブランドが好き

「御社のブランドデザインに惹かれ、販売スタッフとしてお客様にその魅力をお伝えしたいと思い応募しました。特に個性的なデザインをはじめ、ブランドコンセプトが明確である点に魅力を感じています。」
「学生でも手の届く価格であるにも関わらず、緻密なデザインにこだわった御社のアイテムに魅力を感じ応募しました。清潔感のある系統のデザインは私服にも取り入れやすく、コーディネートの幅が広がる点が特徴的だと感じています。」

◇ 接客スタイルが好き

「御社のショップでプレゼントを買おうと迷っていた時、親身になって商品の提案をしてくれた販売員の方が大変印象的でした。私もそんなお客様に笑顔で寄り添える販売スタッフになりたいと思い応募しました。」
「御社のショップスタッフの方たちの温かいサービスや明るさ、また提案してくれるコーディネートがおしゃれでいつも憧れています。私もそんなブランドイメージを体現できる販売員を目指したいと思い志望しました。」

【2】勤務シフト・通勤について


採用されるために、現実的ではないシフト希望を伝えても、勤務できなければ意味がありません。また、短時間や週に数日のスポット採用の場合もあるので、たくさんシフトに入れることが必ず採用条件になるとは限りません。勤務できる日数や時間は、本当に対応できるシフト希望を伝えましょう。

「週に何日勤務できますか?」



◇ 大学生に多いシフト希望

「週3日の勤務を希望します。水曜日と金曜日以外の平日は18:00〜22:00まで、土日は終日勤務が可能です。」

◇ 主婦・主夫に多いシフト希望

「平日に週4日、9:00〜13:00までの勤務を希望します。」

「いつから勤務可能ですか?」



◇ すぐに勤務スタートできる場合

「採用が決まり次第、すぐにスタートができます。」

◇ 数週間後にスタートを希望する場合

「〇〇の予定があるため、可能であれば×月×日以降に勤務スタートを希望します。」

「通勤時間はどのくらいですか?」



◇ 自宅から通勤する場合

「自宅から〇〇店は、電車で20分なので、通勤トータル時間は40分です。」

◇ 学校から通勤する場合

「平日は学校から店舗まで徒歩10分で通えます。自宅から通勤する場合は、片道30分程度です。」

【3】前職の退職理由


採用担当者は、勤務先に満足しながら長く勤務して欲しいと思っています。前職の退職理由と同様の理由で辞めてしまうことがないか確認のため質問をしています。ですので「人間関係が上手くいかなかった」などのマイナスな理由よりは、「好きなアパレル業界で長期で働く為に前職を退職した」などポジテイブな理由がある方が採用担当者の方も安心して採用ができます。

「なぜ前職を退職したのですか?」



◇ 仕事に関して

「以前からアパレル販売に関心がありました。正社員への転職を機にぜひ御社で新しいチャレンジをしてみたく、前職を退職することを決めました。」

◇ 勤務環境について

「以前は週5日の勤務が必須だったため学業との両立が難しくなりました。週3日程度で学業と両立して働きたいと考え退職することを決めました。」

【4】自己PR


自己PRでは、アパレル販売の仕事で重要となるコミュニケーション能力や対応力、臨機応変さなどをアピールするといいでしょう。就活においては、実績や体験談を交えて自分の強みを具体的に伝えることが重要です。短所をあげる場合でも、それを改善するために自己研鑽に励んでいるというような前向きなエピソードや姿勢をアピールすることが大切です。購入時の接客対応の工夫を説明することで、自身の営業スキルの高さも示すことができます。

「あなたの長所と短所を教えてください」



◇ コミュニケーション能力

「聞き上手で話しやすいとよく人から褒められます。緊張しやすいところがありますが、日頃から冷静な目線を持つことを徹底しながら、落ち着いて物事を考えるようにしています。」

◇ チームワーク

「チームワークを重視し、共同作業を円滑に進めることができます。派手なアピールは苦手ですが、チーム全体を後ろからサポートする役割で貢献することを意識しています。」

◇ ファッションセンス

「商品知識や最新トレンドに詳しく、お客様への適切なアドバイスができる自信があります。つい接客が長くなってしまいますが、お客様とのコミュニケーション不足の無いことが一番だと考えながら仕事をしていました。」

【5】過去の経験


接客や販売の経験がない場合でも、学生時代のアルバイトを通じて得た実績やコミュニケーション能力、チームワークなどのスキルは、アパレル販売員として活躍する上でも役立ちます。これまでの仕事での体験をもとに研究や資格などの勉強したことを伝え、意欲的に取り組む姿勢を伝えましょう。

「これまでどんなアルバイトの経験がありますか?」



◇ 接客経験あり

「カフェでの接客経験があります。お客様とのやりとりの中で、対応力や基本的な敬語力を習得しました。」

◇ 接客経験なし

「塾講師をしていました。接客業ではありませんが、1:1でのコミュニケーション能力が身に付いたと思います。」

2、面接官が重視するポイントとは?


面接官は質問への返答内容だけでなく、話し方や受け答えの態度、立ち居振る舞いまでしっかりチェックをしています。では、面接官が特に注目しているポイントとはなんなのでしょうか。

・コミュニケーション能力


アパレル業界では基本的に接客業務だけでなく、社内での調整業務や後輩の指導、取引先との交渉など、さまざまな場面で高いコミュニケーション能力が求められます。また、お客様から想定していなかった質問や、クレームの対処も必要な場合もあります。面接では、話し方や受け答えの内容からその適性があるかどうかを判断されるため、明るくハキハキとした対応を心がけ、質問へ回答するることが重要です。またこれまでの仕事の中で仲間と協力した仕事の実績を挙げ、円滑な人間関係を築けるスキルをアピールすることも有効です。

・数字目標に対する高い意識


アパレル業界では常に売上目標の達成が重要視されます。販売職の場合は店舗全体の売上はもちろん、個人目標も設定されている場合もあります。そのため、目標達成を目指す意欲が高いことは大きなプラス要素として判断されます。面接では、これまでの仕事で達成した目標や、そのために工夫したことを具体的に伝えることが重要です。アパレル業界が未経験でも、前職での売上目標や業務改善の取り組みなど、自分の強みとしてアピールできる点を整理しておきましょう。

・ファッション知識や興味関心


アパレル業界の仕事は、売上目標の達成や長時間の立ち仕事など体力的にもハードな一面があります。そのため、本当にファッションが好きでなければ長く続けるのは難しい、と多くの面接官は考えています。そこで面接官は求職者のファッションへの興味・関心の高さを見極めるために、具体的な質問を投げかけます。面接前に「ファッションに興味を持ったきっかけ」や「普段どのようにトレンド情報を収集しているか」を整理しておくと、説得力のある回答ができます。また、面接時の服装やメイク、髪型はTPOや流行の人気アイテム、ブランドイメージなども意識しつつ、できるだけ自分のセンスを発揮できるコーディネートを選ぶことがポイントです。

■参考:アパレル業界の面接でしてはいけない服装とは?コーディネートのポイントを解説
https://www.t-w-c.net/topics/detail/12/


3、「何か聞きたいことはありますか?」への”逆質問”


面接の最後に「質問はありますか?」と聞かれることがあります。ここで質問を行うことを「逆質問」と言います。逆質問を行うことは必須ではありませんが、積極的に質問することで意欲をアピールすることができます。また、業界や業種に関連する研究を行った上で質問を考えると、より効果的なアピールにつながります。

・自分の長所をアピールできる質問をする


逆質問の中で自分の長所をアピールしましょう。例えば、前職での努力や成果、キャリアについて語るような質問や、実際の仕事風景について尋ねる質問が有効です。

◇ 前職について


「前職では売上目標の達成のために○○などの工夫をしていました。もし御社でもノルマがあれば教えて下さい。」

◇ 自身の経験


「自己PRでお話させていただいた○○の経験は、御社の業務ではどのように役立てることができますか?」

・モチベーションの高さをアピールできる質問をする


逆質問は、面接官に自分のモチベーションの高さをアピールするチャンスでもあります。特に、最終面接では意図を持った質問をすることで意欲的な印象を与えることができます。入社前にやっておくべきことや、社員の働き方、事業や業種ごとの特徴、競合との違いなど、職場の文化・風土について尋ねる質問が良いでしょう。

◇ 働くまでの準備


「貴社の仕事で即戦力になれるよう、これから働くまでに準備することは何かありますか?」

◇ 自身の性格


「私は何でも臆せずに挑戦できる性格です。貴社で貢献できる仕事はどんなものがありますか?」

・質問内容は事前に用意しておく


自己分析を活用しながら自身がアピールしたいことを考えておくことで、面接中に伝えきれなかった項目がでてくるはずです。何点か質問を準備していくとスムーズに逆質問が行えます。また、業種や競合に関連する内容を事前に研究し、具体的な質問を用意すると効果的です。ただし、繰り返し説明された内容や調べれば分かることを聞くような質問は避けましょう。

■参考:「逆質問」のコツとは?アパレル転職の面接で好印象を!
https://www.t-w-c.net/topics/detail/686/

4、まとめ


アパレル面接でよくある質問と回答例について紹介しました。面接ではあなたの意欲や適性、能力の確認はもちろん、会社との相性の良し悪しも大きな判断材料となります。会社情報を調べる中で質問を予想して準備を行うことで、あなたの能力だけでなく、普段の魅力や雰囲気が最大限に伝わるでしょう。あなたの”自分らしさ”をアピールするためにも、ぜひこの記事をチェックしながらしっかり準備をして面接にのぞんでくださいね。

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