転職ノウハウ | 21年3月18日

【例文あり】アパレル転職での自己PRの書き方と具体例

自己PRとは、これまでの経験から強みやスキル、人間性を伝える項目です。しかし、いざ書こうと思うと、何を書いていいか分からない...。と考え込んでしまう方も多いのではないでしょうか。今回は、3ステップで書ける!自己PRの書き方と、自己PRに必要なポイント、経験職種別の5パターンの自己PRの例文をご紹介します。
※自己PRと混同しやすい志望動機は、企業への理解度や入社意欲を伝える項目。つながりを意識しながら自己PRを作っていきましょう。

関連記事:最も重要!転職活動における自己分析とは?

■この記事で分かること
【1】自己PRの書き方3ステップ
【2】自己PRの2つのポイント
【3】アパレル業界で高評価を得やすい能力
【4】経験職種別!自己PRの例文5
■アパレル販売経験①
■アパレル販売経験②
■飲食店経験
■ウェディングプランナー経験
■事務経験
【1】自己PRの書き方3ステップ
採用担当者は数多くの候補者の自己PRを確認します。その為、分かりくにい文章は記憶が残らない可能性が高いと言えるでしょう。今回は、3ステップで分かりやすい自己PRの作成方法を解説します。

※自己PRの文字数は、200〜300文字程度が良いとされています。

【STEP 1】結論
まず、自分の強み・長所を簡潔に伝えます。

【STEP 2】具体的なエピソード
強みや長所を裏付ける具体的なエピソードを説明します。
成功エピソードでは、成功に至るまでのプロセスを伝えると良いでしょう。
失敗や挫折経験のエピソードであれば、そこから努力をして成長したプロセスを伝えます。

※エピソード作成の流れ
①概要(経験したエピソードの概要)
②課題(直面した課題)
③行動(課題を克服するための行動)
④結果(行動して得た結果)

【STEP 3】企業でどのように活かすか
強み・長所を活かして、企業にどのように貢献できるかをアピールします。

まとめ
最も伝えたい結論を最初に伝えることで、採用担当者に「私はこれが強みです。」と印象付けることができます。その後、STEP2で裏付けとなるエピソードを記載し、更にSTEP3でどのように応募企業でその能力を活かすかを記載することで、「採用後も強みを生かして活躍をしてくれるだろう」と感じてもらえる自己PRになります。
【2】自己PRの2つのポイント
自己PRは、合否を左右する大切な項目です。【1】の自己PRの書き方をそのまま書いたとしても、採用担当者の目に止まらない可能性が高いです。この項目では、採用率をアップするために意識してほしい自己PRの2つのポイントをご紹介します。

【Point 1】企業で活躍できる人材であることをアピール

自己PRでは、自分の強みやスキルを書くだけでは採用担当者には響きません。企業が求める強みやスキルがあることを伝えることが重要。
コミュニケーション能力を求める企業に対して、コツコツ一人で仕事をすることが得意だと伝えては、企業が求める人材と一致せず不採用になる可能性があります。

企業が求める人材を知るためには、求人情報や企業HPなどを研究し、自分の強みやスキルとマッチする部分を記載すると良いでしょう。


【Point 2】数字を使って具体的にアピール

エピソードに具体的な数字が入っていない場合、抽象的な文章になり採用担当者の記憶に残らない可能性が高まります。例えば、「たくさんの顧客様が増えました。」よりも「半年間で20名の顧客様が増えました。」など具体的な数字があればイメージがしやすく印象にも残ります。

数字を覚えていない場合は、過去の資料を探して数字を記載してくださいね。
また、日頃から数字を意識しながら働くと、転職活動時の自己PRでアピールできるので意識してみると良いでしょう。
【3】アパレル業界で高評価を得やすい能力
アパレルの販売職へ応募する場合、採用担当者から高評価を得やすい3つの能力をご紹介します。

1, コミュニケーション能力
店頭に立つ販売スタッフは、接客がメインになるため重要視されるのがコミュニケーション能力です。

2, 提案力
ブランドによりますが、基本的に接客販売業務では、お客様へ商品を提案して売上アップを図ります。その為、お客様のご要望を伺い的確に商品を提案する力は高評価を得るでしょう。

2, 体力
店頭の販売スタッフは、基本的に立ち仕事です。セールなどの繁忙期は動き回って接客をしなければいけません。そのため、体力があることは高評価を受ける可能性が高い能力です。
【4】経験職種別!自己PRの例文
ここでは、自己PRの具体的な例文をご紹介します。コピーしたり自分流にアレンジしてご活用くださいね。

■アパレル販売経験①
私は、自ら学ぶ姿勢と提案力が強みです。3年間アパレル販売スタッフとして従事しておりました。お客様へのご提案の幅を広げるために、素材や商品知識や最新トレンドについて自ら学び接客に活用していました。お客様それぞれに似合う商品をご提案することで、セット売りで常に店舗1位を1年間キープ。お客様からの満足度も高く、6ヶ月間連続で顧客様数が店舗1位でした。
お客様のニーズを聞き出すことはもちろんですが、様々な知識を持つことでお客様への提案が広がると実感しました。貴社に入社後には、ブランドの商品知識を深め、ブランドのファンを増やし売上に貢献してまいります。


■アパレル販売経験②
私の強みは、コミュニケーション能力と情報収集能力です。アパレル販売スタッフとして1年間従事しておりました。接客時にはお客様のニーズを丁寧に伺い、お好みに合う商品をご提案していました。また、素材の勉強や最新トレンドを自主的に学び、お客様へのアプローチの幅を広げるよう日々努力しました。その結果、お客様から「あなたに接客してもらってよかった」と感謝のお言葉をいただけることもありました。貴社に入社した際にも、相手の言葉をしっかりと聞く姿勢を忘れず、商品知識や最新トレンドなどをお客様へご提案できる販売スタッフを目指していきたいと考えております。


■飲食店経験
ホスピタリティーと先読みする力があります。私は、カフェでホールスタッフとして3年間働いており、幅広い層のお客様がご来店される店舗でした。その為、それぞれのお客様の気持ちに立った接客を心掛けておりました。例えば、小さなお子様連れのお客様には、お子様用の椅子やストローをすぐにお持ちしたり、ご年配のお客様を席にご案内する際には、ゆっくりとお客様のペースに合わせて誘導をしていました。お客様の気持ちを先読みすることで、お客様アンケートで「〇〇さんの接客が丁寧で、また来店したいと思います。」という回答を月に2回程度いただいていました。貴社でも、ホスピタリティーと先読みする力を活かし、お客様に喜んでいただく接客を心掛けて貴社に貢献します。


■ウェディングプランナー経験
お客様のニーズを引き出しご提案する、コミュニケーション能力と提案力があります。私はウェディングプランナーとして結婚式場に4年間従事し、見学会・プラン作成・成約・当日の進行などの業務を担当しておりました。売上に直結する見学会でのご案内時には、お客様のイメージする理想の結婚式を詳しくヒアリングし、お客様に合った幅広いプランをご提案して成約に繋げることを得意としておりました。この結果、売上目標〇〇万円に対し実績〇〇万円、制約件数〇〇件を達成し、施設売上前年比120%に貢献しました。このコミュニケーション能力と提案力を、貴社ブランドでの接客販売に活かし売上に貢献していきたいと考えております。


■事務経験
私は、コミュニケーション能力と調整力が強みです。機器メーカーの営業事務を3年間務めており、受発注管理と請求書作成、電話・来客対応をメインに担当しています。その他、月30社程度の受注商品の納品スケジュール調整も行っています。お客様のご要望にスムーズに対応できるよう、営業担当とコミュニケーションをとりながら業務を進めるよう意識して働いています。私が担当した営業は前年比売上130%を達成し、「忙しい時も、〇〇さんが迅速に対応してくれるから売上達成できた」というお言葉もいただきました。コミュニケーション能力と調整力を活かし、貴社ブランドでの接客販売に活かし売上に貢献していきたいと考えております。


■最後に
いかがでしたでしょうか?自己PRはあなたの魅力を企業に伝える大切な項目です。
よかったら、今回ご紹介した本稿を参考に自己PR文章を作成してみてくださいね。


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