転職ノウハウ | 15年4月30日

アパレルショップ店員が服装やファッションにかける費用

アパレル店員は、勤務時に自社ブランドの服を着ないといけない。従業員割引で安く服が買える。
…といったことは広く知られています。しかし、会社や店舗によってルールは様々だということをご存知ですか?
また、アパレル業界で働く以上、それぞれファッションには人一倍気をつかい、お金をかけていることは間違いない…とも限らないようです。実情はどのようなものでしょうか。
制服支給・貸し出し制の職場も
アパレル店員は、自社ブランドの服を着ないといけない!という話を一度は聞いたことがあるかもしれません。定価より安く買える社員割引(以下、社割)という従業員割引制度を設ける代わり、従業員は自社ブランドの服を着て勤務しなくてはならないというものです。こういった形をとっているショップは最近では珍しいですが、自社ブランドが好きで入社した人も多いのでその人たちにとって社割は嬉しい制度として喜ばれています。この場合、安く自社ブランドの服を買うことができるので給与の2〜3割程度お金をかけている人が多いようです。

もちろん、自社ブランドの服を着てさえいればいいというわけでもありません。せっかく自社ブランドで揃えた服もブランドのイメージを壊してしまうような着こなし方をしてしまってはいけません。お客様は自社ブランドでかためた店員から服を勧められるより、自社ブランドを着ていなくても服装を真似したくなるような憧れを抱くセンスのある人から服を買いたいと思います。
また、店員の服装は制服として会社から支給される『制服支給』や、購入ではなく貸し出しとする『制服貸与』といった規定を定めている職場も数多くあります。こういうお店では、新しい服を無料で着られるというメリットがあって、経済的にも非常に助かります。ただし、そこでも自分にあった服を選び、上手く着こなすことでセンスのいい憧れを抱かれる店員であるように心がけましょう。


「服装自由」に気をつけて!
自社ブランドの着用が必須ではなく、服装は自由というショップもあります。しかし、ショップの店頭に立つ販売員がだらしない服装をしているわけにもいきません。フォーマルな服を扱うお店でカジュアルな服装をすることもできないでしょう。つまり、ブランドは自由でも、それなりに場の雰囲気にマッチする服装を選び、またブランドのイメージを傷つけるような服を着ないようにしましょう。

「服装は自由」という職場は従業員割引制度などがない場合が多く、服代は全額自分持ちとなります。職場にもよりますが、こちらの場合ちょっと多めで給与の3〜4割程度かける人も多くいるそうです。


服装以外にもお金がかかる
お金がかかるのは服代だけではありません。ヘアスタイル、メイク、ネイル、ジュエリーなどトータルコーディネートには常に気を配っておく必要があるので、そうした出費も計算に入れておく必要があります。こういうものに凝る人で、平均はおよそ月々3~5万円といったところでしょうか。

元々服が好きで入ったアパレル業界で働く人は、その他の業界の人と比べると3割ほど多く服にお金をかけている人が多いようです。人一倍ファッションが好きだからこそ、好きな服を買って好きな服に囲まれて働きたい。給料の大半が服に消えてしまってもそれ以上の満足感がある、と思っている人が多いのがこの業界の特徴です。






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