ニュース | 8月23日

アパレル業界基礎知識!ファッションとの違いや業界の構造、職種を徹底解説

アパレル業界に興味がある方や、これから業界でのキャリアを考えている方が転職を行う際、アパレルの基本的な知識をもったうえでスタートしたいですよね。理解を進めることで、自分がどのようなキャリアパスを選ぶべきかを考える際の参考にもなります。
この記事では、アパレル業界の基礎知識を紹介し、「アパレル」と「ファッション」の違いを明らかにするとともに、業界の構造や関連する職種についても詳しく解説します。


「アパレル」と「ファッション」の違い
アパレルもファッションも服のことを指すから同じ意味ではないか、と思われるかもしれませんが、そうではありません。大まかに区分すると、「アパレル」は衣料品やその産業全般を指し、商業的な意味が含まれています。一方「ファッション」は流行やスタイルなどクリエイティブな意味合いを持ちより広範な意味を表します。それぞれの言葉の語源や意味について、さらに解説します。

「アパレル」とは
仕事や業界名として、限定的に「衣服」という意味で使うときにはアパレル

「アパレル」という言葉の由来はフランス語の「appreiller」で、これは「適合させる」や「着飾る」という意味を持っています。この言葉がアメリカで大量生産される衣料品を指すようになり、英語の「apparel」となりました。現代では、アパレルは主に布から作られた既製服を指し、主に衣類や衣服、装飾品を意味し、広義には靴やバッグ、アクセサリー、下着なども含まれることがあります。つまり、アパレルは「衣服」のみならず、衣料品産業そのものを表す用語です。

またアパレルは商業的・ビジネス的な意味合いが強く、衣料品の製造や販売に関連する業界や企業を指します。たとえば、アパレル業界という用語は、既製服のビジネスにかかわる業界全体を指し、アパレル企業は営利目的で衣料品を生産する会社のことを意味します。

このように、アパレルは商業的な側面を強調し、創造的なスタイルや流行に関する側面を強調する用語です。

「ファッション」とは
装い、流行ひいてはライフスタイルに至るまで、広い意味を指すならファッション

「ファッション」という言葉の起源は英語の「fashion」で、もともとは上流社会のマナーや生活風習を指していました。その語源はラテン語の「factio」(作ること、なすこと)で、後にフランス語の「façon」、そして英語の「fashion」に変化しました。

ファッションの意味は、衣料品や装飾品全般を指すだけでなく、流行現象やその時代の価値観に合った感覚、さらには特定の地域で広く流行している商品やスタイルを含みます。「ライフスタイル」の一部としても捉えられることがあり、たとえば食器やインテリア、音楽、本、雑貨など多様な分野にまで広がります。単なる流行の服装だけでなく、生活全般にわたるスタイルやトレンドを表す用語として使われることが多くあります。

また、一般的に「ファッション」は創造的な意味合いが強く、表現者の視点も含まれます。コーディネートによってニュアンスを表現したり、流行を生み出すことに重きを置いており、単なる衣服の選択を超えた、個々のスタイルやライフスタイル全般に影響を与えるものという意味合いも持ちます。
「アパレル業界」と「ファッション業界」の違いは?
先に述べたよう、アパレルは 主に衣服を指し、衣類の企画、製造、販売に関わる業界や産業を意味します。
ファッションはより広い概念で、衣服だけでなく、バッグやアクセサリー、インテリア、化粧品、さらにはライフスタイル全般を含みます。

「アパレル業界」や「アパレル産業」は、衣服に特化した分野であり、「ファッション業界」や「ファッション産業」は、アパレルを含むが、それに限定されない多様なカテゴリーを包括しています。

つまり「ファッション業界」の中に「アパレル業界」がが含まれます。また、「ファッション産業」全体が、個人のスタイルや美意識を反映する幅広い製品やサービスを提供するのに対し、「アパレル産業」はその中でも特に衣服に焦点を当てた分野となります。


アパレル産業の構造
「アパレル産業」とは、世界産業分類基準(GICS)において「耐久消費財・アパレル」という産業グループに分類され、主に衣服の製造および流通に関わる産業を指します。この産業には、衣服の企画、製造、卸売を行う企業が含まれ、これらの企業は一般的に「アパレルメーカー」と呼ばれています。

アパレル産業は、繊維業から素材を仕入れたアパレルメーカーが既製服を製造し、流通業者に製品を提供し、小売業者が消費者に販売するというプロセスで成り立っています。この流れは、川の流れにたとえられ、「川上」が繊維業(製造)、「川中」がアパレル産業(卸)、そして「川下」が小売業(小売)にあたります。特に「川中」と呼ばれるアパレル産業は、アパレルメーカーやアパレル卸商、さらには縫製メーカーやニットウェアなどの生産専業メーカーを指します。

【川上(製造)】
川上とは、アパレル製品の素材となる糸や生地の製造・卸業者を指します。衣服の製造に必要な素材を企画し、調達・製造する役割を担っています。

テキスタイルコンバーター
テキスタイルコンバーターとは、工場とアパレルメーカーを繋ぎ最適な記事を提供する卸売業者です。アパレルメーカーからの依頼を受け、紡績メーカーや染色業者に糸の加工や染色を依頼します。さらに、ファッションのトレンドや市場のニーズを把握しながら、色や素材の選定において生地に付加価値を加えます。

テキスタイルメーカー
テキスタイルメーカーは、織物やニット製品の企画・製造を手がける企業です。彼らはアパレルメーカーからの直接の発注・注文だけでなく、テキスタイルコンバーターからの依頼も受けることもあります。具体的には、使用する糸や織り方を決定し、依頼主の要望に応じた生地を作り上げます。アパレル製品の品質やデザインに直結するため、非常に重要な位置を占めています。

繊維メーカー
コットンやシルクなどの天然繊維から、ナイロンやポリエステルといった合成繊維まで、幅広い繊維を開発・製造する企業です。近年では、環境への配慮からリサイクル可能な素材の開発が進むとともに、自動車や防護服に使用される特殊繊維の製造を行う企業も増えています。


【川中(商品化・卸し)】
川中とは、生地を購入し、製品化して小売店などに卸す業種を指します。これらの企業の中には、企画やデザインを自社で手がけるところもあります。

アパレル商社
アパレル商社には、専門商社のほか繊維事業部を持つ総合商社や専門商社が含まれます。海外から素材を輸入してアパレルメーカーに供給したり、海外ブランドのライセンスを取得して国内で展開するなど、多岐にわたる業務を行っています。特に大手アパレル商社では、商品の企画から生産、販売まで、流通全般に深く関与することもあります。

アパレルメーカー
アパレルメーカーとは、衣料品を企画・設計し、生産を行う企業や事業者のことです。具体的には、ファッションデザインを考案し、そのデザインに基づいて生地の選定や型紙の作成、製品の縫製などを行います。
自社工場を持たず、縫製などの工程を外部に委託するのが一般的です。また、一部のアパレルメーカーは、自社ブランドのショップを運営し、小売業務にも関与しています。消費者のフィードバックを迅速に自社ブランドに反映させるため、製造から小売まで一貫して手掛けるメーカーが増加しています。

OEM
OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、他社ブランドの製品を製造する企業またはそのプロセスを指します。OEM企業は、自社の本社を国内に置き、縫製工場は海外に持つケースも多いです。多種多様なブランドの製品製造に関わっているため、ブランドと小売店を繋ぐ役割を果たしている企業と言えます。

ODM
ODM(Original Design Manufacturing)とは、企画、デザイン、設計を代行する製造サービスを指します。ODM企業は、単に製品を生産するだけでなく、企画やデザインも手掛ける点でOEM(Original Equipment Manufacturing)とは異なります。ODMサービスを利用することで、依頼主は自社でデザイナーやパタンナーを雇う必要がなくなり、これにより人件費の削減が可能となります。また、製造プロセスがシンプルになり、全体的な運営コストを抑えることができるのも大きなメリットです。

SPA
SPA(Specialty Store Retailer of Private Label Apparel)とは、企画から製造、販売までを一貫して行うビジネスモデルです。SPAの大きな特徴は、顧客ニーズに迅速に対応できる点です。このモデルでは、製造と販売を一貫して行うことで、サプライチェーン・マネジメント(SCM)の無駄を削減し、効率的に商品を顧客に届けることが可能になります。アパレル業界では、マーケティング効果の高さからSPAモデルを採用する企業が増加しており、今後もその傾向が続くと見られています。

【川下(販売)】
川下とは、完成した製品を消費者に販売する業種を指します。川下の業種にはアパレルショップ、百貨店、そしてECサイトなどが含まれます。消費者が日常的に利用する、非常に身近な存在です。

小売
メーカーや商社から仕入れた商品を消費者に販売する業種を指します。代表的な業態に、セレクトショップ、ブランド専門店、百貨店、ファッションビルなどがあります。
小売業は、販売員が消費者に対して商品を提案し、コーディネートのアドバイスを行うことで、商品の魅力や価値を効果的に伝えることができます。

セレクトショップ
独自のコンセプトやテーマに基づいて商品を厳選し、販売する店舗です。例えば、ヴィンテージスタイル、ストリートファッション、高級カジュアルなど、特定のファッションスタイルに特化して商品を取り揃えています。
セレクトショップでは、国内外のブランドに関係なく、多様なファッションスタイルやブランドの特徴を理解し、顧客に合った商品を提供しています。

ファッション系ECサイト
オンラインでアパレル製品を販売するウェブサイトのことです。これには、アパレルメーカーが運営するサイトや、複数のブランドの商品を取り扱うプラットフォーム型ECサイトなどが含まれます。
現在ファッション系ECサイトの売上は拡大しています。売上増加の要因として、ECサイトでの商品の予約後に店舗で試着できるサービスや、アプリを通じたオンライン接客など、サービスの多様化と充実が挙げられています。

古着・リサイクルショップ
古着屋やリサイクルショップもアパレル業界の小売業の一形態です。消費者から持ち込まれる古着の買い取りや、海外からの仕入れなど、多様な仕入れ方法を用いて商品を取り揃えています。
また、オンラインでブランド品の買取や販売を行うリサイクルショップのECサイトも増加しています。近年では、環境問題への対応としてアパレル製品のリサイクルやリユースへの関心が高まっており、今後も業界の拡大が見込まれます。
アパレル産業の多様化
近年ではアパレル産業のビジネスモデルが多様化しており、アパレルメーカーのみならず、小売業者や商社、さらには製造業者までもが既製服ビジネスに参入しています。この結果、アパレル産業全体の構造が変化し、企業間の役割が重複したり、境界が曖昧になったりしています。特に「川下」に位置する小売業者や販売員までもが「アパレル産業」の一部とみなされるケースが増えてきています。その結果、「アパレル」という言葉の意味合いも広がり、単に衣服の製造や流通にとどまらず、ファッション全般に関連する幅広い業務が含まれるようになっています。
アパレル業界の職種
ファッション業界には、さまざまな職種が存在します。
あなたの目指す職種がわかれば、必要なスキルや知識を普段から磨いたり、面接や面談の際に「この職業に挑戦したい」という意欲やを伝えたりすることができます。ぜひ参考にして、あなたの希望するキャリアを実現してください!

【販売職】
ショップ販売
ブランドの商品を販売し、接客を通じてブランドのコンセプトやイメージを顧客に伝える仕事です。
また店頭での華やかな接客販売に加え、在庫管理や売り場のレイアウト、売上清算や顧客管理など、多岐にわたる業務をこなす必要があります。販売員はブランドの「顔」として、最も顧客に近い場所で広告塔の役割を果たすため、高いファッション感度と接客スキルが求められます。

この職業に向いているのは、ファッションに対する感度が高く、接客スキルや体力に自信のある方です。普段から雑誌やSNSでトレンド情報を検索・収集し、商品知識を深めることが大切です。また、ディスプレイやコーディネート提案など、商品を魅力的に見せるための工夫も求められます。さらに、最近では、SNSを活用して新入荷アイテムのコーディネート写真を投稿するなど、Webでのプロモーションも行う店舗が増えており、デジタルスキルも重要な要素となっています。

バックヤード
ストックルーム専任で働くアパレル業界の職種は、店頭での接客を行わず、商品の管理業務に特化しています。
主に大型店舗やアウトレットなど、販売と商品管理を分業している店舗で募集されています。このポジションでは、主に「検品」届いた荷物の内容に誤りがないか確認する作業、「出荷処理」他店舗や顧客への商品の発送を行う業務、「伝票処理・発注・注文業務」入荷商品の情報を管理システムに入力する業務などを担当します。

これらの業務は事務作業や出荷作業を含み、ミスが発生しやすいため、細心の注意を払って作業を進めることが求められます。細かい作業やルーチンワークが得意で、基本的なPC操作ができる方に適しています。また、接客が苦手でもアパレル業界に関わりたい方にとってもおすすめのポジションです。

【専門職】
デザイナー
アパレルデザイナーは、ブランドの商品デザインを担当する専門職で、単なるデザインにとどまらず、商品開発の全プロセスに関わります。デザイン原案の作成、パターン(型紙)の製作、生地の選定など、商品アイデアを具体化する役割を担い、さらに生産ラインの確保や販売戦略の立案にも携わります。
クリエイティブなセンスに加えて、マーケティング的な発想やトレンドの早期キャッチ能力、卸売業者や生産工場とのコミュニケーション能力が必要です。またデザイン画を基にパタンナーが型紙を作成するため、パタンナーとの円滑な意思疎通も重要です。素材や色柄、パターン、縫製技術など、服づくりに関する深い知識と技術を持つ必要があります。最近ではデザイン業務のデジタル化が進み、パソコンを使ったデッサンや色付けが一般的になってきており、デジタル技術の習得も必須です。服飾関係の大学や専門学校での学びが、アパレルデザイナーへの近道となります。

パタンナー
パタンナーはデザイナーが作成したデザイン画をもとに、服の設計図であるパターン(型紙)を作成する専門職です。紙に描かれたデザイン画を立体化し、実際の寸法を出し、着ることができるよう形にしていきます。デザイナーのイメージするデザインを忠実にパターンに投影するには、デザイン画に表現されているラインや微妙なシルエットを的確にとらえる必要があります。

また、商品化されたときの着心地の良さやシルエットについても考慮しなくてはなりません。同じデザイン画を元にしても、パタンナーが作るシルエットによって全く違う服が出来上がるため、服の仕上がりはパタンナーにより大きく左右されると言っても過言ではありません。デザイナーと違いスポットライトが当たる機会は少ない職種ですが、技術を磨いてよりよい商品を生み出したいという職人気質の人にとってはやりがいのある仕事です。デザイナー同様、服飾関係の大学や専門学校での学びを経て目指す人が多い職種です。

【総合職】
SV(スーパーバイザー)
店舗運営の指導やサポートを行うのが、スーパーバイザー(SV)の役割です。SVは複数の店舗を担当し、店舗ごとに売上向上のための改善点や問題点を特定します。これを基に、店舗の店長やスタッフと密にコミュニケーションを取りながら、具体的な改善策を提案し、実行します。また、SVは本社と店舗の重要な橋渡し役を担い、本社の方針を店舗に伝え、店舗からのフィードバックを本社に届ける役目も果たします。

SVに求められるのは、優れたコミュニケーション能力と問題解決能力です。店舗の運営に関する分析を行い、効果的な改善案を提案できる能力が必要です。さらに、スタッフや店長の意見や感情を理解し、適切に対応することも重要です。

MD(マーチャンダイザー)
ブランドの商品の企画から販売戦略までを一貫して管理する専門職です。MDは商品のアイデアを生み出し、商品構成や販売戦略の策定、価格設定、予算管理など幅広い業務を担当します。全ての工程に携わり、ブランドのイメージや品質をプロデュースする重要な役割を果たします。

具体的には、まず市場やトレンドの調査を行い、自社製品や競合の動向を分析します。このデータを基に、デザイナーと連携して商品企画を立案し、サンプル作成や展示会の準備を進めます。受注後は、生産ラインの手配や資材の調達を行い、生産計画を策定します。さらに、販売計画を立て、プレスと協力してPR戦略を実施し、販売現場での指導も行います。

データ分析能力やビジネス知識、広範なコミュニケーション能力、柔軟な対応力が求められる職種です。アパレル業界のトレンドや消費者のニーズに敏感であり、また社内外の関係者と密に連携しながら業務を進める必要があります。

VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
店舗の内装や商品ディスプレイを担当し、ブランドイメージを視覚的に表現する専門職です。VMDの主な役割は、商品の魅力を引き出し、お客様に価格やイメージを効果的に伝えることです。これにより、実店舗の売上に大きな影響を与えることができます。

具体的には、ショーウィンドウのディスプレイや店内のレイアウト、商品配置を計画し、購買意欲を刺激する売り場を作り上げます。店舗の導線や視覚的アピールを考慮し、消費者の視点に立った配置やディスプレイを実施します。これにより、消費者の心理をつかみ、店内での動きを誘導することが求められます。

特に有名ブランドでは、店の外装から内装までが統一され、ブランドイメージが一貫して表現されています。VMDは、ブランドのコンセプトやイメージを具現化するために、深い商品知識やトレンド分析、ビジュアルセンスが必要です。

プレス/販促
ブランドや商品のPR活動を通じて認知度を高める役割を担っています。主な業務には、雑誌やメディア、WEBサイトでの宣伝戦略の企画・実施が含まれます。具体的には、カタログの作成やプレスリリースの配信、広告の制作、メディア運用、展示会やファッションショーの準備、商品サンプルの貸し出しなど、多岐にわたります。

ブランドイメージを形成し、消費者にブランドの魅力を伝えるために、さまざまな媒体を駆使して戦略的なコミュニケーションを行います。また、メディアとの連携を強化し、自社の情報を効果的に発信することが求められます。時にはブランドの顔としてマスコミに出演し、商品の魅力を直接アピールすることもあります。

バイヤー
商品の仕入れを担当し、価格交渉や商品管理を行う専門職です。洋服やバッグ、アクセサリー、雑貨などの商材を扱うだけでなく、資材や原料の仕入れもバイヤーの役割に含まれます。バイヤーの仕事は多岐にわたり、トレンドリサーチや仕入れ先との価格交渉、販売価格の設定、発注・注文業務などが含まれます。

国内外のブランド情報に精通し、展示会や海外のバイイングツアーに参加することで最新のトレンドや人気商品を把握します。売れ筋を予測し、適切なタイミングで商品を仕入れるためには、広い視野と情報収集能力が必要です。市場の動向を的確に分析し、適切な商品を選定することが求められます。

ファッション業界ではトレンドの変化が激しく、仕入れた商品がヒットするかどうかが売上に大きく影響します。そのため精度の高い市場予測と新ブランドの発掘、また高い交渉力と計算力が欠かせません。また、英語やフランス語、イタリア語などの語学スキルがあると、海外でのバイイング時に有利です。

EC/サイト運営
ECサイトの運営業務は主に「フロント業務」と「バックエンド業務」の2つに分かれます。

「フロント業務」では、ECサイト上でのマーケティングやプロモーションが中心です。具体的には、商品の企画、仕入れ、製造、サイトの運営、プロモーション活動を通じて商品を広く紹介し、集客を図ります。また、サイトのデザインやユーザー体験を最適化することもこの業務に含まれます。

一方、「バックエンド業務」は、顧客が商品を購入した後の処理に関わる業務です。在庫管理、ピッキング(商品選定)、出荷、返品対応、アフターサービスなど、商品の配送と顧客サポートを含みます。これにより、顧客満足度を高め、リピーターを増やす役割を果たします。

ECサイトの急成長に伴い、これらの業務の需要は今後さらに拡大する見込みです。効果的なサイト運営と顧客対応が求められるため、細かな問題分析と柔軟な対応力が重要です。問題解決力が高く、顧客視点で提案できる方が向いている職種と言えます。


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