【指輪サイズ徹底解説！】「号」って何？海外サイズとの違いは？自分でリングサイズを測る方法もご紹介！

販売職の中でも人気の「ジュエリー販売」のお仕事。
カジュアルに楽しめるアクセサリーから、一生もののエンゲージリングまで。どんなアイテムを扱う場合でも、ジュエリー販売はお客様と密な接客をするやりがいあるお仕事です。
しかし必要な知識量が多いため少しハードルが高い印象もありますよね。そんな方のために、まずジュエリーの知識の中でも基本となる「リングのサイズ」について解説していきます。

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1、日本のサイズ表記

日本のサイズ表記には、「JCS規格」と「JIS規格」の2種類があり、サイズの単位はどちらも【号】で表記されます。

■JCS規格

JCS規格とはジャパンカスタムサイズ（Japan Custom Size）の略です。日本独自のリングサイズ規格として、国内で一般的に普及しています。
最も小さい1号は直径13.0mm、内周40.8mmで、1号大きくなるごとに、「内周」が約1mm、「内径（リングの内側の直径）」が約1/3mm大きくなります。

■JIS規格

JIS規格はジャパン インダストリアル スタンダード（Japanese Industrial Standards）の略です。リングの「内周」をミリメートルで表していおり、最小41号～最大76号までとなります。
国際規格（ISO）を受けて制定された、国際的に共通のリングサイズ規格として2002年から実施されている規格です。国際的な共通サイズですが、日本では現在も前述のJCS規格を使うことが多いです。

2、海外でのリングのサイズ表記

■アメリカ

アメリカでは独自のリングサイズ規格を採用しています。
サイズ表記はinch（インチ）のため、日本のミリ単位とはサイズの刻みかたに違いがあります。最小は1号、最大は13号となります。

■イギリス

イギリスはアルファベットでサイズ表記を行います。
こちらも独自のリングサイズ規格ですが、ニュージーランドやオーストラリア、南アフリカでも使用されています。
日本の1号サイズ、直径13.0mm、内周40.8mmがCサイズになり、最大Zサイズまでになります。

■ヨーロッパ

以前は国ごとにサイズの表記の仕方が異なっていましたが、フランス、イタリアなどのヨーロッパ諸国の指輪のサイズ表記は、ISOが定めたリングサイズ規格「ISO 8653」を多く使用しています。日本のJIS規格と同様の対応サイズとなります。

＜サイズ早見表＞

3、自分でサイズを測る方法

どの国の指輪サイズも、リングの”内周”から判断することができます。
つまり指周りの長さを計測し、「サイズ早見表」の「リング内周」と照らし合わせれば指輪のサイズが分かります。
身近にあるもので測ることができますので、オンラインでの購入など手元に商品が無い場合はぜひ参考にしてみてください。

サイズの測り方

【1】測りたい指の一番太い部分に、隙間ができないように紙テープや糸を巻き付けます。
指の一番太い部分は、関節、関節の下、または指の根元など、指の形によって異なりますが、第一関節と第二関節の中間部分が一般的です。
また、紙や糸を指に巻く際は、きつくならない程度にしっかりフィットさせてください。

【2】糸または紙の端と重なる部分にペンなどで印をつけましょう。
細いペンを使うとより正確に測ることができます。

【3】印の間の長さを測り、サイズ早見表の「リング内周（mm）」と照合します。

※注意点※

指の太さは測る時間帯や体調によって変わってしまいます。
朝と夕方など、時間帯を変えて測ってください。別の日にもう一度計測しておくと、より正確性が増します。
また、ブランドによってリングサイズが微妙に異なる場合があります。不安な時はブランドに問い合わせてみましょう。

4、まとめ

指輪のサイズについてご紹介しました。
日本でも2つのサイズ展開があり、さらに海外ブランドでもサイズの表記は異なりますが、指の内周を測るだけでサイズの照合はとても簡単に行えることがわかりました。

しかし、結婚指輪のように長く身に着けるリングはやはり店頭などでプロに測定してもらうことがほとんどです。
「一生身に着ける大切なアイテムは時間をかけて悩みながら選びたい。」そう考えてご来店されるのがジュエリーブランドのお客様たちです。

まずは一般的なサイズ知識を押さえることで、就業先ブランドの特性や特徴を他と比較してご案内ができるようになります。その知識を前提に、お客様の好みや想いをくみ取りながらご案内をすることがジュエリー販売には最も重要なスキルです。
ぜひこの記事の基本知識を抑え、お客様に寄り添ったご案内できるプロの販売員を目指してくださいね。

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