正規社員・非正規社員の違いとは？アパレル業界の雇用形態を解説

アパレル業界で働くと言っても、働き方は様々。「この働き方が絶対いい」という雇用形態はなく、それぞれが自分に合った働き方で働くことが一番です。就職・転職前に、それぞれの雇用形態の特徴やメリット・デメリットを知り、自分に合った働き方を選んでくださいね。

目次
■正規社員（正社員）
　―□フルタイム正社員
　―□短時間正社員
　　正規社員（正社員）のメリット・デメリット
■非正規社員
　―□契約社員
　―□パートタイム
　―□アルバイト
　―□派遣社員
　　　非正社員のメリット・デメリット
　―□業務委託
　　　業務委託のメリット・デメリット

正規社員（正社員）とは、下記条件に当てはまる雇用形態のことを指します。

1,　労働期間に定めがない
2,　所定労働時間がフルタイム
3,　直接雇用

また、正規社員（正社員）の中にも、勤務時間によって2つの種類が存在します。

会社が定める就業規則の所定労働時間をフルタイムで働く雇用形態です。一般的には、一日8時間の週40時間を定めている会社が多いです。

会社が定める就業規則の所定労働時間（日数）が短い雇用形態。一般的には、家庭の事情でフルタイムの勤務ができない労働者が活用する働き方です。
厚生労働省では、短時間正社員を「雇用期間の定めがない」「時間あたりの基本給や賞与・退職金などの算出方法をフルタイム正社員と同じ」としています。

正規社員（正社員）以外の労働者を非正規社員と呼びます。

雇用期間に定めがある有期雇用の雇用形態です。正社員と仕事内容はほぼ変わりがなく、勤務時間もフルタイムです。
※無期転換ルール：労働契約が通算5年以上の場合、申し出をすれば無期雇用に転換が可能です。

関連記事：アパレル業界契約社員・派遣社員で働くメリット

主婦（主夫）層向けの短時間の勤務形態のことをパートタイムと呼ぶのが一般的です。9:00〜15:00の時間帯で扶養範囲内の勤務している方が多い雇用形態です。

フリーターや学生が、空いている時間に短時間もしくはフルタイムで働く雇用形態。アパレル業界では、アルバイトから正社員になる「正社員登用制度」を設けている会社が多くあります。アルバイトからスタートし、会社が自分に合っているか見極めてから正社員になれるメリットがあります。

派遣会社と雇用形態を結び、派遣された会社で業務を行う雇用形態。同じ職場（派遣先）で同じ仕事をしていても、給与や勤務・労働条件は派遣会社によって異なります。
アパレル業界の派遣社員は、人員不足により困っているブランドへ助っ人として勤務する立ち位置なので、その分給与が高く設定されている場合が多いです。

関連記事：派遣社員って？アパレル業界での派遣としての働き方



個人と会社が直接、業務委託契約を結ぶ働き方です。委託された業務や成果物を決められた期限内に行うことで、報酬を会社から受け取ることができます。そのため、勤務日数や時間・場所などの指定がない場合がほとんどで、自分でコントロールが可能です。報酬は仕事によって異なり、成果報酬・出来高制・単発報酬・年俸制など様々。
アパレル業界では、デザイナーやパタンナー、マーチャンダイザー、バイヤーなどが業務委託として働いている場合が多いです。

いかがでしたか？
働き方が多様化している今、自分のライフスタイルに合った働き方をしたいと考える方は多いのではないでしょうか。就職・転職してから、「理想の働き方じゃなかった...」と後悔しないよう、それぞれの働き方を理解した上で仕事を選ぶと後悔のない選択ができるでしょう。ぜひ今回の記事を参考に自分にあった働き方を見つけてくださいね。

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