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15年6月28日
服のサイズ表記方法、ご存知ですか?
服のサイズはヌード寸法
まずは基本的な知識のおさらいから。服に記されたサイズは、服の寸法ではなく「それを着る人の体のサイズ」です。一般的にはこれを「ヌード寸法」と言います。
ヌード寸法の採寸のしかたは、一般的には次のようになっています。(※レディースの場合)
・バスト
胸の一番高い位置を、メジャーをできるだけ水平に巻いてはかる
・ウエスト
最もくびれた部分を水平にはかる
・ヒップ
腰の最もふくらんだ部分を水平にはかる
・肩巾(かたひれ)
片方の肩の先端から、首のつけねを経由して反対側の肩の先端までを弓なりにはかる
・背丈
首のつけね(タグがあたるあたり)からウエストまでをはかる
・袖丈
腕を自然に曲げて肩先からひじを経由して手首までをはかる
・スカート丈
ウエストより指2本幅ほど下げたあたり(ベルト下)から裾までを、体の前ではかる
JISサイズについて
JIS(日本工業規格)とは日本の国家規格です。服のサイズについては成人男性用、成人女子用、少年用、少女用など、用途ごとに規定されています。
そしてJISサイズは日本人の平均体格の変化に応じて時々改正が行われます。また、平成8年には体型区分表示でそれまでA・Y・BだったものがA・Y・AB・Bに改められるなど、表示法そのものが改正されることもあります。
S・M・Lと号数の対比
婦人服のJISサイズはS・M・Lといったおおまかな表示のほかに9号、11号など奇数番で表示されるのが一般的です。
5号(XS)
7号(S)
9号(M)
11号(L)
13号(LL)
15号(3L)
9ARとは?
日本で最も一般的なサイズ・体型が「9AR」だといわれています。9号サイズでA体型(標準体型)、Rは身長のRegular(普通=女性の場合158センチくらい)の組み合わせです。
なお、体型については、
A体型=標準体型
Y体型=A体型よりヒップが4cm小さい
AB体型=A体型よりヒップが4cm大きい
B体型=A体型よりヒップが8cm大きい
となっています。
身長については、
R=Regular(標準)158cm
P=Petite(やや小柄)150cm
PP=PetitePetite(かなり小柄)142cm
T=Tall(長身)166cm
となっています。
体型と身長を3つの数値で示し、これらを組み合わせることで、自分にジャストフィットする服が選びやすいというメリットがあります。
各国の表記比較
サイズの表記法は国によっても大きな違いがあります。日本の号数と、各国のサイズ表記を比べてみましょう。(※レディースの場合)
国際基準XXS
日本5号(XS) / アメリカ0-2 / イギリス6 / フランス34 / イタリア38
国際基準XS
日本7号(S) / アメリカ4 / イギリス8 / フランス36 / イタリア40
国際基準S
日本9号(M) / アメリカ6 / イギリス10 / フランス38 / イタリア42
国際基準M
日本11号(L)/ アメリカ8 / イギリス12 / フランス40 / イタリア44
国際基準L
日本13号(LL) / アメリカ10 / イギリス14 / フランス42 / イタリア46
国際基準XL
日本15号(3L)/ アメリカ12 / イギリス16 / フランス44 / イタリア48
ただし、その国で売られている服でも、これらの表記とは異なる表記法が採用されている場合があります。またブランドやメーカーによってもサイズの表記にはかなりの違いがあるので、通販で海外の服を取り寄せたり、輸入古着を購入したりする際は要注意です。
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