大学生や主婦・主夫の方は、フルタイムではなく、週数日・週数時間の勤務を希望する方は多いのではないでしょうか。アパレル業界も、そういった週数日・週数時間の勤務OKの募集が多くなっています。今回は、アパレル販売のアルバイト希望者の面接でよく聞かれる質問・注意点を解説します。

【目次】
■面接でよく聞かれる質問ベスト5
【1】勤務シフト
【2】志望動機
【3】勤務開始日
【4】通勤時間
【5】前職の退職理由
■面接の注意点
◇応募ブランドを理解していない
◇スムーズに回答できない

■面接でよく聞かれる質問ベスト5

【1】勤務シフト「週に何日勤務できますか？」
勤務できる日数や時間は、無理のない本当に勤務できるシフト希望を伝えましょう。採用されるには、たくさん勤務できる方が良いのではと考え、現実的ではないシフト希望を伝えてしまうのはNG。もしそのまま採用されたとしても、面接時の希望日数で勤務できないと、応募した側も採用した側も調整が必要になる可能性が高いです。また、本来の希望シフトの方が、求めているシフトという可能性もあります。

＜回答例＞
◇大学生に多いシフト希望
「週3日を希望します。曜日は、水曜日と金曜日に18:00〜22:00まで、日曜日は終日勤務を希望します。」
◇主婦・主夫に多いシフト希望
「平日のみで週4日、9:00〜13:00の勤務を希望します。」

アパレル店舗は土日祝日に来客が増えるので、応募資格に「土日祝日に勤務できる方」などの記載がある可能性もあります。応募をする際に、自身の希望条件と照らし合わせると良いでしょう。ただ、記載がなくても意外と希望通りのシフトで採用してもらえる可能性も。一旦応募をして、面接前にシフト希望で調整してもらえるか確認してみても良いでしょう。

【2】志望動機「応募した理由は？」
数ある求人やブランドの中から、なぜこのブランドを選んだのかを伝えます。必ず何かしらのきっかけがあるはずです。変に繕わず正直に伝えるとストーリーが生まれ、面接担当者も納得しやすいです。

＜回答例＞
◇ブランドが好き
「御社のブランドのデザインが好きで、販売スタッフとしてお客様に魅力を伝えたいと思い応募しました。」
◇接客スタイルが好き
「御社のショップで商品を購入した際、販売スタッフの方がとても親身になって商品提案をしてくださいました。私もお客様が求めるもの提案できる接客をしたいと思い応募しました。」

【3】勤務開始日「いつから勤務可能ですか？」
アパレル販売のアルバイトは、接客マナーや商品知識など基本的な研修を行なっているブランドもあります。数人同時に研修を行うこともあるので、できるだけブランド側に合わせられるよう勤務スタート日を伝えましょう。

＜回答例＞
◇すぐに勤務スタートできる場合
「採用が決まれば、すぐにスタート可能です。」
◇数週間後にスタートを希望する場合
「〇〇の予定があるため、可能であれば2週間後に勤務スタートを希望します。」

【4】通勤時間「通勤時間はどのくらいですか？」
勤務をスタートした際に、応募者が無理なく働ける通勤時間なのかを確認する意図があります。その為、交通手段と時間を事前に調べて答えられるようにしておきましょう。

＜回答例＞
◇自宅から通勤する場合
「自宅から〇〇店は、電車で20分なので、通勤トータル時間は40分です。」
◇学校から通勤する場合
「平日は〇〇大学から、〇〇店まで徒歩10分です。自宅からの場合は、通勤トータル時間は1時間程度です。」

【5】前職の退職理由「なぜ前職を退職したのですか？」
採用担当者は、応募者にすぐに辞めて欲しくない為、前職の退職理由と同じような理由ですぐに辞めてしまわないかを確認する意図があります。その為、人間関係が上手くいかなかったなどのマイナスな理由ではなく、好きなアパレル業界で長く働く為に前職を退職したなどポジテイブな理由を伝えましょう。

＜回答例＞
◇仕事に関して
「以前からアパレル販売に興味があり、挑戦をしたいと思い前職を退職することを決めました。」
◇勤務環境について
「以前は週5日の勤務が必須でしたが、学業が忙しくなった為週3日程度で学業と両立して働きたいと考え退職することを決めました。」

■アパレルのバイト面接での失敗例

◇応募ブランドを理解していない
応募をしたけれど、どんなテイストのブランドか、接客スタイルなのかを理解していない状態だと、面接で質問に答えることができません。たくさん応募をしている場合は特に、ブランドの研究が疎かになりがちですが、面接前には最低限のブランドのテイストや接客スタイルなどは勉強しておくと良いでしょう。時間がない場合も、ネットやSNSで情報収集することをおすすめします。

◇スムーズに回答できない
アルバイト経験が少ない場合、面接経験が少ないことが多いでしょう。面接で何を聞かれるか想定できておらず、質問される度にスムーズに答えられないと、採用担当者にも事前準備ができていないことが伝わってしまいます。緊張で伝えたいことを上手く伝えられないという状況もあるでしょう。対策としては、想定される質問の回答を事前に考えておくこと。各項目の伝えたいことを箇条書きにしてみると覚えやすいのでおすすめです。

いかがでしたでしょうか。
アパレル販売のアルバイトの面接を受ける際、どんな質問を受けるのか想定して回答を準備していると、スムーズに答えることができます。面接前には必ずそういった事前準備を行いましょう。また、シフト希望などの質問は自分が働いた際に、無理がないよう正直に答えることが大切。面接はお見合いです。お互いの条件が合えば、採用に繋がります。あなたらしさを忘れず面接にのぞんでくださいね。

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