インタビュー | 17年10月25日

店長になりたい夢を叶えた女性の次の目標とは

店長になりたいという夢を叶えた「STRAWBERRY-FIELDS(ストロベリーフィールズ)」有楽町マルイの店長の加賀美さんにインタビューさせていただきました。大学では情報系の学部を専攻し、卒業後、新卒で株式会社 シュガー・マトリックスに入社。現在8年目で店長を勤めていらっしゃいます。色々な苦労や感動のエピソードをお伺いすることができました。
 
douce STRAWBERRY-FIELDS 有楽町マルイ店 店長 / 加賀美さん

── 入社までの経緯を教えてください。
就職活動中は、メディア系や携帯電話会社、アパレルなどを受けました。その中でアパレルは2社受け、その一つがシュガー・マトリックスです。

他社の面接は、業務の一環として面接をしていた印象でした。質問なども一問一答といった形で、返答に対して深く突っ込まれることはなく、自分の意思などはあまり関係ないのかなと…。
でもシュガー・マトリックスは、しっかりとした雰囲気の中、丁寧にお話を聞いてくださり親身に自分のことを知ってくれるような面接を行なっていただけました。面接は合計3回ありましたね。

── 面接で印象に残った事を教えてください。
面接を担当してくれた方に「仕事を通してどうなりたか?」と質問をされた際、「母親のような働き方をしたい」と答えたところ、「いいお母さんを持ったね」と言っていただけました。私の母親は、結婚をしてから私が社会人になるまで仕事を続けており、子育てをしながら頑張っていたので、褒められた事に対し本当に嬉しく思いました。このちょっとしたやりとりもあり、ストロベリーで働こうと思ったんです。

また、一番最後は役員と面接だったのですが、「社会人の先輩として卒業までに何ができるか」を聞いたところ「旅行にたくさん行け」などのアドバイスをいただけました。そう言った雑談というか仕事以外の話もできた雰囲気が良いなと思いましたね。

── ブランドは知っていましたか?
私自身は購入したことはありませんでしたが、姉がたまに購入していた為、名前は知っていると言った感じでした。

── 購入した事のないブランドに勤めるのは怖くなかったですか?
そこも最初はすごく考えました。ただ、学生時代に着ていたテイストのブランドに就職してしまうと長く働けないのでは?と思っていました。実際に入社して8年経ちますが、自分の服の趣味も変わり、当時の「好き」だけで選んでいたら8年も続いていなかったと思います。当時の好きなテイストにも近く、長く働きながら着れそうなブランドで働くことを選びました。

── 入社してから現在までの経緯を教えてください。
最初は大宮ルミネに配属され、現在の有楽町マルイは2014年にオープンしたので、現在で4年目です。入社8年で2店舗は珍しい方だと思いますね。

── 入社してみての感想は?
アパレル業界は女性の集まりなので、いざこざや体育会系のイメージがありました。入社した当初も怖いだろうなと思っていましたが、実際は和気あいあいとしています。先輩方にも親身に相談に乗っていただけましたし、本社との距離も近いため、働きやすいです。

現在は店長という立場にもなり、現場の声もしっかり拾っていただけることが多いです。例えば、お客様が欲しいものと、お店にあるものがずれたりすることが稀にあるんです。そういったお客様の声を本社に相談すると、軌道修正して商品を作っていただけたりします。

── 本社と店舗の交流などあるんですか?
年末にクリスマスパーティーがあり、関東近郊のスタッフたちが集まりドレスアップして参加をします。パーティー自体は2日間開催し、全員が参加できるようになっています。最近では本部の人が仮装をしたり、社長が日本舞踊を踊ったりしてくれます。本当にアットホームです。
 
── 店長になるまでどんな苦楽がありましたか?
入社した頃から店長を目指していました。当時は早く店長になりたいと思っていましたが、結局店長になるまで少し時間がかかってしまいました。
もともと銀座地区での勤務も希望していましたが当初は叶わず、4年間大宮に在籍していました。大宮店も楽しく、お店の規模も大きいためそれだけ使命感もありました。しかし大きいお店という事もありスタッフも多く在籍しており、社歴だけが長くなりポジションも変わらない状況に焦りを感じていました。大宮店も好きだけど、このままここにいたら…と、当時はネガティブに考えてしまう事もあり、状況が変わらないのであれば転職をして環境を変えようと悩みもしました。

もともと業務全般を覚えるまでは早かったのですが、接客に対しての個性を出すことができずにいました。その時、上司に相談する機会があり「もっと意見を出して行かなければいけない」と言われました。意見を言える人は頼り甲斐もあり魅力的に思いますよね。それがきっかけで変わらなきゃ!と思えたんです。

タイミングもありましたが会社からもチャンスを頂くことができサブにもなれ気持ちを立て直すことができました。もし上司に相談せず一人で抱え込んでいたら、もしかしたら退職をしていたかもしれませんね。

── 素敵な上司に恵まれたんですね。逆に、人間関係で悩んだことはありますか?
私自身は人に恵まれてきました。ですが、やっぱり人同士なので、どの会社でも、どの世界でも人間関係の問題はあると思います。ただ、当事者だけでなく、まわりが話を聞くなど解決策はあるはずです。そんな時、店長や他のスタッフ、そして本社も、そういった環境を改善しようとしてくれます。異動などで対処するなど、会社自体も動いてくれます。みんなが働きやすいように考えてくれるのは、安心できますね。

── では次に、働く上で感動したエピソードを教えていただけますか?
当時の店長のサブとして店長会に参加した時、店長自ら準備を手伝ってくれてことがありました。事前に当日の流れをシミュレーションしてくれ、全部シミュレーション通りに事が進んだんです。私が恥をかかないように手伝ってくれたんだ、自分のことだけではなく一緒になって準備をしてくれたことがすごく嬉しかったです。

ロープレ大会に参加する時も、毎日練習付き合っていただきました。結果的に賞も頂くことができ、みんなで泣いて喜んだことは一生忘れないと思います。
 
── 店長になり、今苦労していることはありますか?
スタッフを育てるのが難しいですね。成長してもらいたいから求めるのですが、全部が全部できるわけがなく、親身に手助けをしたいとは思うんです。ただ、自分で気付かなきゃ成長しないという思いもあります。

一度、新卒で入社したスタッフに「気持ちがもたない。この仕事向いていない。」と言わせてしまったことがあります。結局そこから持ち直して、すごい成長してくれました。それから、自分の成長だけでなく、チームの成長を考え出したんです。今までの販売スタッフと店長とでは求められるものもすべきことも違うんだと改めて感じました。

── 最後に、店長としてお店にどんな思いがありますか?
下が19歳、サブが26歳と、年齢層も若いお店です。その為、考え方の違いを感じることもあるのですが、チームワークで乗り切ろうという思いです。困難もみんなで乗り越えることができると思っています。足りないことをそれぞれフォローしあえるお店を作りたいんです。誰一人か欠けることなく頑張っていきたいと思います!





 STRAWBERRY-FIELDS
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