インタビュー | 9月2日

出来ることが増えて喜ぶスタッフの姿にやりがいを感じます。スタッフみんなの目標が、店長である自分の目標です。

音楽やカルチャーとの繋がりも深い、自由と個性を尊重する人々に50年以上に渡って履き続けられるイギリスのシューズブランド「ドクターマーチン(DR. MARTENS)」。今回はダイバーシティ店の店長(2024年6月21日当時, 現新宿店)として活躍される青柳様にインタビューをお伺いしました。
── ブランドを知ったきっかけはなんですか?
12歳の頃からアメリカのパンクバンド「RANCID」が好きで、フロントマンのティム・アームストロングさんが1490(10ホールブーツ)のチェリーレッドを履いてジャンプしている写真を見たのがきっかけでした。雑誌やネットで、「ランシド ブーツ」とか調べて、ドクターマーチンを知りました。その他にも自分が好きなバンドマンはみんなドクターマーチンを履いていました。

また、映画「This is England」を見たときに主人公がお母さんにドクターマーチンを買ってもらうシーンがあり、より一層ブランドが好きになりました。

その後身長が伸びて足のサイズが決まってきた15歳の時に、受験に合格するからという約束で、母に初めてのブーツを買ってもらえることになりました。
チェリーレッドのブーツが欲しかったのですが、「最初は黒にしとき!」といわれて、1460(8ホールブーツ)のブラックを買ってもらいました。そのブーツを手入れしながら、今でも愛用しています。

── 働きたいと決め手になったことはなんですか?
一つは、ブランドの大ファンで長年愛用していたことです。15歳の時に1足目のブーツを購入しましたが、現在まで好きな服装の系統が若干変わっても履き続けられています。
また、前職はセレクトショップに勤めており、もともと販売の仕事が好きでした。自分が好きなブランドで、経験を生かせるので転職を決意いたしました。

── 採用に至るまで、面接などはどうでしたか?
エリアマネージャーの方と店舗で対面で面接を行いました。思っていたよりもカジュアルな雰囲気での面接でした。
質問内容は、知識・経験に関する質問もありましたが、主にはブランドに対する熱意や過去に頑張ってきたこと、乗り越えたこと等の基本的なヒューマンスキルについてが主な質問内容でした。これまでの経験について親身に聞いてくれた印象がありました。

── 実際に入社してから研修などはありましたか?
自分がお客様だった当時は、スタッフの服装がパンキッシュな感じで接客もライトな印象を受けました。
数年後に入社した際には、自分が受けたようなライトな接客ではなく、しっかりとしたオペレーションがあり、それに沿った業務説明を当時の店長から店頭で教えてもらうことができました。
現在は、本社での新入社員研修が導入されていますが、私は当時実際の店舗で店長から細かく指導をしてもらいました。

── 入社して大変だったことは何かありますか?またどう乗り越えましたか?
販売スタッフとして入社してからは前職の経験を活かしながら働いていましたが、副店長に昇進した際、店長とスタッフの間での立ち位置を確立するまでに時間がかかりました。店長や他のスタッフとどのような距離感を取ればよいのかわからなかったです。
当時の上司にあたる店長が、時間を割いて私の悩みや提案を最後まで聞いてくれたことが大きな助けになりました。今でも感謝していますし、自分もそうありたいと強く思いました。
── 接客で大切にしていることはなんですか?
スタッフへの育成面でも共通して考えていることですが、シューズのご提案は、必ず試着が伴い、短くても15-20分はお客様の貴重な1日の中のお時間をいただいているということを念頭に置いています。
ECで簡単に購入できるにもかかわらず、お店へ足を運んでいただき、私たちの接客を体験し、お話を聞いたうえで、商品をお買い上げいただいております。お客様の貴重なお時間をいただいているので、最大限のお手伝いができるよう心掛けています。

実際に商品を見てサイズ感や色、その場でしか生まれないお客様とスタッフ間のコミュニケーションはECでは体験できないので、付加価値があると思います。
自分も初めてドクターマーチンのブーツを買いに店舗を訪れたときは、チェリーレッドを求めて訪店しましたが、スタッフの方にブラックの提案をいただいて、ブラックのブーツを購入しました。自分以外の人の意見、履き比べ、今の自分に合ったものを見つけられることが、ご来店いただくメリットだと思います。

── やりがいを感じる時はどんな時ですか?
店長としては、お店のスタッフが業務・接客面で出来ることが増えて、楽しそうにしている姿を見たときにやりがいを感じます。
ダイバーシティ店は優しいスタッフが多くて、スタッフ同士で一緒によろこんでいる場面を見ることもあります。
スタッフ同士で助け合ってたことで、~ができました・できるようになりました!と報告してくれるときは店長としてすごくうれしいです。
店舗での成功を機に、副店長への昇進を目標としていたり、スタッフみんなの目標が自分の目標になっています。

── お店や一緒に働くスタッフの雰囲気を教えてください
他の店舗の方にもよく言われるのですが、チームワークが良いです。スタッフ同士で助け合いながら問題解決に取り組んでくれています。
自分だけが良ければいいと考えるスタッフはいないので、助け合いもしますし、一人の成功をみんなで喜べる関係性が築けています。

── どんな方がスタッフとして向いていると思いますか?
革製品を扱うので、覚えることが多いですが、楽しみながら学び続けられる人が向いていると思います。シーズンごと新商品が多く入ってきますし、異なるテーマでアップデートされていきます。トレンド、ファッションの外的な変化もあるので、学び続けられる人が向いていると思います。
100種類以上の商品とシューケア、接客、お客様、館のルール等覚えることが多いです。興味をもって接客を楽しみながらアップデートしていく、向上心を持つことが重要ですね。ブランドが好きであることはもちろん、仕事として接客が好き、ファッションが好き、話すことが好き、この仕事に好きを見つけられる方はすごく向いていると思います。

 ドクターマーチン・エアウエア ジャパン株式会社
 HP:https://jp.drmartens.com/
 求人一覧:https://www.t-w-c.net/brand/5418/



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