転職ノウハウ | 22年12月27日

US/UK/EUサイズの靴は何cm…?靴の『サイズ』を徹底解説!

「あなたの靴のサイズは何cmですか?」そう聞かれた時にすぐに答えられる方は多いと思います。しかし「あなたの靴のサイズは何インチですか?」という質問に即答できる方は少ないのではないでしょうか。
インポートシューズやスニーカーなど海外製品を扱うショップスタッフならばすぐにお客様の靴のサイズをご提案できるようになりたいですよね。ここでは各国の靴のサイズ表記の解説と、海外サイズを日本サイズに計算しなおす簡単な方法をご紹介します!

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1、各国のサイズ単位は?



■日本/JP│単位:センチメートル(cm)


日本の靴は0.5cmずつのセンチメートル表記ですが、この単位を採用している国は世界でも珍しいです。さらに日本のサイズ表記はJIS規格で定められた単位ですので、他の国が定めているセンチメートル単位とも基準が違います。普段から我々が慣れ親しんでいるサイズは日本独自の単位と言えます。


■アメリカ/US│単位:インチ(inch)


アメリカの靴のサイズはインチを採用していますが、純粋に1インチ=2.54cmを掛けても日本のcm表記と同様の数字は出てきません。例えば、US/8はJP/26cmに相当しますが、計算をすると「US/8×2.54cm=20.32cm」という数字が出てきます。
これは日本とサイズを計る「スタート地点」が異なるためです。日本ではなじみの深い「かかと~つま先」を計測するのではなく、「一番大きいキッズサイズ」を0cmとしたところからサイズ測定が始まるためこのような表記になります。


■イギリス/UK │単位:インチ(inch)


アメリカの靴同様、イギリスの靴の単位もインチで表記されます。またサイズを計る基準点も「キッズサイズの最大値」を起点として計測します。しかしアメリカと比べると、イギリスサイズのインチ数は小さくなります。例えばメンズの26cmのシューズは、イギリスなら7.5/UKとなりますが、アメリカなら8/USです。
この理由については諸説あるようなのですが、有力な説として2つが挙げられます。1つ目が起点となる「キッズサイズの最大値」がイギリスの方が大きいため、2つめにイギリスとアメリカのインチをcmに直したときわずかにイギリスの方が長い設定になっているためと言われています。


■ヨーロッパ/EU│単位:センチメートル(cm)


ヨーロッパのサイズは日本と同様にセンチメートル単位を採用しています。しかし、日本とは「1cm」の尺度が異なります。もともとパリポイントという単位を採用しているため、日本のcm表記の2/3cm、つまり日本の「0.67cm」がEUサイズの「1cm」と数えます。例えば、EUサイズの42を日本のセンチメートル表記で計算すると「42×0.67=28.14cm」となります。
さらにEUのサイズは、つま先の遊び部分(足の指先から靴先までの部分)を含めた数字でサイズを表記しています。つま先の遊び部分は約2cmで設定されているため、EUサイズ42の場合は日本のサイズ表記に換算すると26.0cmに相当します。


<サイズ早見表>


メンズ
日本/JP24.024.525.025.526.026.527.027.528.028.5
アメリカ/US66.577.588.599.51010.5
イギリス/UK 5.566.577.588.599.510
 ヨーロッパ/EU3839404142-43-44-

レディース
日本/JP22.022.523.023.524.024.525.025.5
アメリカ/US55.566.577.588.5
イギリス/UK3.544.555.566.57
 ヨーロッパ/EU3435363738394041

2、サイズの計算方法


各国によって表示単位やサイズ感が違うことが分かりました。複雑な計算が必要なのであれば、結局サイズ表を暗記しなければいけないのでは…?そんなことはありません!実は簡単にサイズが計算できる裏技がありますのでご紹介します。


■USサイズの計算方法


USサイズはメンズ、レディースで計算方法が違います
まずメンズサイズの場合、日本のセンチ表示の「10の位」と「1の位(小数点以下も含む)」を足すことで、USのサイズを割り出すことができます。たとえば、普段「26cm」の靴なら「2+6=8」でUSサイズは「8インチ」になります。「26.5cm」ならば「2+6.5=8.5」となりUSサイズは「8.5インチ」となります。
レディースサイズの場合はさらに「+1」を足します。「24cm」なら、「2+4+1=7」でUSサイズは「7インチ」になります。


■UKサイズの計算方法


メンズのUSサイズの計算方法から「-0.5」のサイズがUKサイズになります。
たとえば、普段「26cm」の靴なら「2+6=8」。そこから「-0.5」を引いた「7.5インチ」がUKサイズになります。
UKサイズは男女ともに計算方法は同じです。


■EUの計算方法


EUサイズの計算方法は、日本のcmサイズを2倍にして10を引きます
たとえば、普段「26cm」の靴なら「26×2-10=42」。「42センチ」が対応するEUサイズとなります。
EUサイズも男女ともに同じ計算方法で算出できます。
なお、メンズサイズの場合、26.5cm、27.5cm、28.5cmに対応するEUサイズが無いため注意が必要です。

3、まとめ


国ごとに違う単位や測定方法を採用しているためサイズ表記が複雑なシューズアイテム。自分のサイズを覚えるだけなら簡単ですが、販売の仕事ではお客様のサイズもすぐにご用意する必要があります。全てを暗記するのは大変ですが、海外サイズをすぐに算出できる方法を使ってぜひお客様へのご提案に役立ててくださいね!

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