転職ノウハウ | 20年12月15日

アパレル業界のマーケティング職とは?仕事内容・目指し方

アパレル業界のマーケティング職は、商品が売れるよう様々な販売戦略を立て実行する仕事です。求人により職種名が異なり、マーケティング・販売促進・プレス・企画営業などと記載されていることがあります。その為、求人を探す際は、そのような職種で探し詳しく仕事内容を確認して判断しましょう。今回は、マーケティング職の仕事内容や求められるスキル、目指し方をご紹介します。

【目次】
■マーケティング職の仕事内容
【1】市場調査
【2】販売戦略を立てる
【3】企画実行
【4】販売戦略の分析
■求められるスキル
■マーケティング職目指し方

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■マーケティング職の仕事内容
アパレルのマーケティングは、商品が売れるよう販売戦略を立案し実行をする仕事です。売上を左右する重要な職種で、商品を作るデザイナーやその他関係部署と連携をとりながら、仕事を進めていきます。以前は店舗でのノベルティやイベントなどのオフラインの販促活動が中心でしたが、現在はSNSやオンラインでの販促活動に力を入れています。その為、他業界からの転職のチャンスがある職種です。

◇具体的な仕事内容

【1】市場調査
お客様が求めているものや、トレンドを常に調査します。競合他社の商品や施策を常にアンテナを張りチェックすることで、自社の魅力や強みを活かした販売戦略を立てられるようになります。アパレル業界の情報だけでなく、様々な業界の情報も調査することが大切です。また、店舗の顧客データやWebショップの顧客情報も細かく調査・分析を行い、今後の施策を導き出します。SNSや口コミ・店舗スタッフからのお客様の声もキャッチすることも重要な仕事です。

【2】販売戦略を立てる
市場調査を行った上で、ブランドの利益が最大化できる販売戦略を立てます。コストをかけて認知度を高めるだけではなく、ブランドの利益を生む戦略をしっかり立てる必要があります。例えば、ブランドのターゲット層にあったタレントやモデル・インフルエンサーをブランド広告塔に選出して、撮影・デザインなどを関係部署や社外に依頼し広告を作成します。最近ではSNSでの販売促進戦略が加速しており、オンラインでの売上を伸ばすために様々な企画を立てる必要があります。
また、店舗での販促活動も重要で、ノベルティや店舗のディスプレイなども行います。

【3】企画実行
店舗スタッフやプレス、営業、バイヤーなどの社内関係部署や、広告代理店などの社外取引先とも協力をして、販売戦略を実行していきます。

【4】販売戦略の分析
販売戦略が終わるごとに、結果を細かく分析します。成功した部分だけではなく、失敗した部分があれば要因を突き止め、次の販売戦略に反映します。アパレル業界は、トレンドなどの移り変わりが激しく、常に冷静に分析し次の販売戦略を立て実行する行動が大切です。売上に直結するため責任は重いですが、やりがいのある仕事で成果を出せた時には達成感がある職種でしょう。
■求められるスキル

◇情報収集力
アパレル業界の最新トレンドや情報だけではなく、世間の動向や、店舗スタッフからのお客様の生の声、SNSの反応やネットの口コミ情報など幅広く情報を集める力が必要です。新しい情報を常にアンテナを張ってチェックする感度の強さが求められます。

◇分析力
顧客データや売上データなど、膨大な情報を分析し、良い企画を生み出す必要があります。ブランドの利益を最大化する為に、分析する力は重要です。細かな数字を冷静に分析できる人に向いています。

◇発想力
アパレル業界はトレンドが移り変わるのが早い為、従来の企画のみをずっと続けることはNG。常に集めた情報を分析し、新しい販売戦略を立てる発想力が求められます。好奇心旺盛でチャレンジ精神が高い人に向いているでしょう。

◇行動力
考えるだけで実行できないのはNG。新しい販売戦略を自分の力で実行する必要があります。初めての企画の場合、トラブルが起こることもありますが、臨機応変に対応できる強い実行力がある人に向いています。

◇マネジメント力
店舗スタッフやプレス、営業、バイヤーなどの社内関係部署や、広告代理店などの社外取引先などに対してリーダーシップをとり、販売戦略を成功させる力が必要です。ただ指示をするだけではなく、広い視野を持ち関係部署と気持ちよく仕事ができる雰囲気作りをするのも重要な仕事です。

◇売上管理能力
マーケティングは、お金をかけて販売戦略を実行します。費用対効果を考えながら、ブランドの利益の最大化を目指す必要があります。
■マーケティング職の目指し方
ブランドの売上に直結し、専門知識も必要になる為、基本的には未経験OKの求人が少ないのが現状。しかし、アシスタントであれば未経験OKで応募ができる求人もあります。また、近年増えているSNS運営から、マーケティングに携わることができるチャンスも。興味があれば、「マーケティング・ビジネス実務検定」や「プロモーショナル・マーケター認証資格」などの資格を取得してアピールするのもおすすめ。
アパレル店員から店長、エリアマネージャー、マーケティング職とキャリアアップできる可能性もあります。その場合は、自分なら商品が売れるためにはどのような販売戦略を立てるか、など考えながら仕事をしていくと良いでしょう。


いかがでしたでしょうか。
マーケティング職は、華やかなイメージを持つ方も多いかと思いますが、冷静な分析力や臨機応変に対応する力、売上や利益など数値などの成果が求められる仕事です。その一方で、専門性が強く収入も比較的高めです。気になる方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。


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