転職ノウハウ | 23年1月27日

転職回数が多いと不利?アパレル業界・美容業界の応募書類・面接対策

転職回数が多い場合、転職活動にどのくらい影響するのか心配する方は多いのではないでしょうか。今回は、転職回数が多い方がアパレル業界・美容業界で転職する際の【応募書類・面接対策】をご紹介します。

【目次】
■転職回数は不利になるの?
■転職回数が多い人のセールスポイント
【1】アパレルブランドでの転職回数が多い場合
【2】異業種での転職回数が多い場合
■応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方
【Point 1】要点を分かりやすくまとめる
【Point 2】退職理由を簡単に記載する
■転職回数が多い人の面接の対策
【Point 1】今回の転職での意欲が強いことアピール
【Point 2】今まで得られたスキルを活かせることをアピール
【Point 3】転職理由はポジティブに
■転職回数は不利になるの?
採用担当者は、採用した人がすぐに辞めてしまうことは避けたいところ。その為、すぐに辞めてしまう可能性がある人かを見極めながら採用活動を行います。見極めの際、応募者の「転職回数」は注視するポイント。一般的に、20代で3回以上の転職、30代では5回以上の転職があると、転職回数が多いと判断される傾向があります。
海外では転職回数が全く影響しないケースが多いようですが、日本では回数が多すぎる場合、転職へのハードルが高くなるケースが多いです。
■転職回数が多い人のセールスポイント

【1】アパレルブランドでの転職回数が多い場合
1つのブランドだけではなく、さまざまなブランドの商品を接客販売した経験は魅力の一つ。商品知識・接客スキルなど、さまざまなブランドで異なった経験を積んでいるはずです。その幅広い知識・接客スキルがセールスポイントになります。
例えば、年齢層や価格帯の異なるブランドでの経験があれば、ターゲットに合わせた接客スキルが身に付いていることをアピールすると良いでしょう。

【2】異業種での転職回数が多い場合
飲食業や事務職など、アパレル・美容業界とは別の業界での転職回数が多い場合も、さまざまな年齢層・趣向の異なるお客様、年齢の違う上司・同僚とコミュニケーションを取ってきた経験はアピールポイントの一つ。また、さまざまな業務スキルがある部分もアピールポイントになります。例えば、飲食業ではコミュニケーションスキル、事務職ではパソコンスキルや計算能力スキルなど、転職回数が多いほど、多様なスキルがあることがアピールポイントになります。
■応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方
転職回数が多いからと言って、回数を偽るのはNGです。もしその場でバレなくでも、後々何かしらの理由でバレてしまった際、解雇などに繋がる可能性もあります。履歴書と職務経歴書は下記の点を注意して記載しましょう。

【Point 1】要点を分かりやすくまとめる
経験してきた業務について、要点をまとめて記載します。ダラダラと書いてしまうと、転職回数が多い場合、見にくくなってしまいます。基本的に業務内容は箇条書きにすると見やすくなります。その上で、工夫したことや実績を残したことを、具体的な数値やエピソードなども記載しましょう。

【Point 2】退職理由を簡単に記載する
1社ずつ退職理由を記載しておきましょう。例えば、1社毎の職務経歴項目の最後に「よりお客様とコミュニケーションが取れる仕事をしたいと考え、退職しました」など、ポジティブな退職理由を記載すると、転職回数が多くても好印象になる可能性があります。
■転職回数が多い場合の面接対策

【Point 1】今回の転職は意欲が強いことアピール
「すぐに辞めてしまうのでは」と思われてしまっては絶対にいけません。応募先への転職は、最後の転職であるという気持ちが伝わるように意欲をアピールしましょう。その為には、応募先のブランドイメージ・接客スタイル・仕事内容を理解した上で、どのように活躍していきたいか明確に伝える必要があります。求人情報やブランド・企業HPやSNSで情報収集を行い、自分がどのように活躍したいかしっかり考えてから面接に挑みましょう。

【Point 2】今まで得られたスキルを活かせることをアピール
転職回数が多いということは、スキルが多いということです。自分の経験やスキルを具体的に整理し、アピールできるようにしましょう。例えば、カフェでのホール経験がある方は、「お客様におすすめメニューをお伝えするなど、積極的にお客様とコミュニケーションを取り、売上貢献もしながらより楽しい空間作りを行った」や、事務職では「業務効率を向上させる為に、周りの社員とのコミュニケーションを取るように心掛け、円滑に業務を遂行できるように工夫した」など、それぞれで得た経験を応募先で活かすことが出来るとアピールします。
もし、複数の業種で経験がある場合は、飽きっぽい人と思われないように、転職に一貫性があるように伝える必要があります。飲食業・事務職の2つの経験がある場合、「縁の下の力持ちとして、お客様や周囲の人へ強いホスピタリティーを活かせる仕事を選び経験してきた」などを伝えられると良いでしょう。

【Point 3】転職理由はポジティブに
悪口や環境のせいで転職したなどは、転職理由としては良くありません。事実そうだったとしても、出来るだけ「スキルアップの為に転職した」「事務経験をしたことで、自分は接客業でお客様とコミュニケーションを取る仕事がしたいと気が付き転職した」などポジティブな内容に変換して伝えられるように準備をしておきましょう。

いかがでしたでしょうか。
転職回数が多いと悩んでいた方も、伝え方を変えれば転職に有利になるアピールポイントは沢山あります。今回お伝えしたポイントを参考に、あなたらしいアピールポイントを見つけて転職活動に活かしてくださいね。


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