転職ノウハウ | 15年9月30日

美容部員から転職。どんなときに「辞めたい」と感じる?

百貨店などでコスメのプロフェッショナルとしてお客様にアドバイスを行う美容部員(ビューティーアドバイザー)ですが、離職率は比較的高い業種といわれています。美容部員から転職をした人は、どのような理由から「辞めたい」と思うようになったのでしょうか。
売り上げ目標がきつい
美容部員には売り上げ目標というものがあり、店舗によってはひとりひとりにノルマを設定しています。ある程度経験を積めばクリアできるぐらいの数値ではありますが、慣れないうちはなかなか達成するのが難しく、プレッシャーに感じてしまう人も少なくありません。目標を達成するためにいつも以上に積極的に声をかけにいったり、新商品が出るたびにダイレクトメールを送ったり、さまざまな工夫をするのですが、場合によっては友人に購入してもらう人や、自腹を切る人もいるようです。
ただし、最近は個人の売り上げ目標を設定していない店舗も増えています。大手メーカーを中心に増えている傾向があるので、無理をせずに販売を行っていきたい人は個人ノルマなしの求人を探してみてください。


体力的につらい
美容部員は基本的に立ち仕事です。勤務時間中はほとんど売り場に立って接客を行います。お客様がいれば積極的に声をかけに行きますし、お客様がいないときは化粧品の整理整頓をしたり、開店前や閉店後には品出しをするなど、一見すると華やかなようでいて、体力勝負でもあることがわかります。
メーカーによってはお客様がいないときは座ることが許されているところもあるようですが、それでもほとんどは立っている時間です。足がむくんでしまったり、腰を痛めてしまうことも多いので、体力的に続けられないという人も多いようです。


結婚・出産でしかたなく
一週間の中で最もお客様が多いのは土日休日です。美容部員は週末に出勤を求められることが多く、結婚・出産のために退職または転職を余儀なくされるケースがあるようです。美容部員は20代~30代の若い女性が多く、子供が大きくなってからの復帰は難しいとされています。美容部員として長く働きたい場合は、家族の理解が必要不可欠です。
家庭と仕事を両立したいときは、契約社員またはアルバイトとして働くのも有効です。正社員とくらべて時間的な拘束が緩く、求人によっては土日休日に休みをもらうことも可能です。

また将来的に結婚や出産を考えている人は、子育て支援などが充実した企業を選ぶことでスムーズに休職・復帰することができます。これから就職を探している人は社会保障にも注目してみてください。






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