転職ノウハウ | 22年9月27日

ファッション・アパレル企業の研究方法

企業研究は内定を獲得するだけではなく、自分にあった会社を見つけるためにとても大切です。では、アパレル企業やショップについて調べるには、どんな点に気を付ければよいのでしょうか。
アパレル業界で就職先を探すために見るべきポイントを紹介します。
 
企業研究する時の心構え
憧れや理想だけで会社を選んでしまうと、就職してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔することにもなりかねません。また、面接に進んだ場合、応募先の企業から「会社のことを理解している」と思わせるためにも事前準備はとても大切です。就職活動では、この準備のことを「企業研究」といいます。そして、アパレル業界の企業研究をする時は、次の3点に注意してください。

(1) 職種や仕事内容を把握する
(2) 同業他社との違い
(3) なぜその企業でなければならないのか

この3つについて、しっかり準備しておけば内定はグッと近づきます。では、それぞれの項目について詳しく解説していきましょう。


職種や仕事内容を把握する
まずは、希望する企業にどんな職種があるのかを知ることから始めます。アパレル業界というと「ショップ販売」が最初に思いつくと思いますが、このほかにもデザイナー、パタンナー、バイヤー、営業・企画、生産管理、バックオフィスなどの仕事があります。そこで、応募企業のサイトにある採用情報ページや求人などから、それぞれの職種について調べて、仕事内容を把握します。その上で、自分はどの仕事で働きたいのかを考えましょう。


同業他社との違い
アパレル業界において大切なのは「アンテナの感度」です。トレンドの移り変わりが早い業界なので、応募者の情報収集力などはチェックされます。応募する企業の業界内での位置づけや同業他社との違いを知ることは企業研究の基本ですが、自分のアンテナ感度を確かめるためにも調べてみましょう。

各社を比較する時は企業のホームページや就職情報サイトを調べることでわかる内容もありますが、実際に働いているところを見てみたり、働いている人に話を聞かなければわからない部分もあります。働きたいと考えているショップに見学に行きましょう。ショップの雰囲気、働いている人、働きぶり、扱っている商品やブランド、客層など、それぞれのお店のカラーを知ることができます。それをうまく志望動機に盛り込めば、説得力が増すでしょう。



なぜその企業でなければならないのか
企業を比較する中で、それぞれの企業の特徴がわかってくるでしょう。販売職を例にすると、「A社は大人向けの店作りをしていて、接客も丁寧な印象。ブランドは国外のラグジュアリーブランドをメイン取り扱っている。一方でB社は若者向けのカジュアルファッションが中心。お店の雰囲気は明るめで、店内では元気のよい声が飛んでいる…」などです。

こうした企業の違いと自分の性格や理想とする働き方などを考えて、志望企業の絞り込みや志望順位を決めます。そして、志望度の高い企業から順に最後の企業研究を行います。調べるのは「同業他社と比べた強み・特徴」「企業の現状と課題」「入社後に挑戦したいこと」「自分の長所と短所」などです。すべてを調べることができれば、「なぜその企業でなければならないのか」についても答えられるようになっているでしょう。






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